--- 北信州・夏の花旅 白馬山麓 ---

旅   行   日   程    ( 2013年)
5月2日(木)
晴れ時々曇り
一宮IC (名神高速道路)  -- 小牧JCT (中央自動車道) -- 岡谷JCT (長野自動車道)  -- 安曇野IC -- R147・R148・K393 -- 居谷里湿原 -- K393・R148  -- 黒沢高原 -- R148 -- 白馬山麓 -- R148 -- 姫川源流・親海湿原 -- 姫川源流(泊) 


5月2日(木)

[ 居谷里湿原 ]
白馬への道は穂高連峰や後立山連峰を左に見ながら走る。この日は空気が澄んでいて山肌がくっきり見えるほどだった。水田には既に水が張られており、アルプスの山並みを映していた。白馬へ行くとき、いつも最初に訪れるのは居谷里湿原。ざっと見て回るだけなら1時間もあれば十分。今日の宿泊先のおかみさんから、「今年のミズバショウは期待できない」とは聞いていたものの、それでも少しぐらいはまともな花があるだろうと思って立ち寄った。しかし、事前情報の通り、花の先端部分が赤茶けた色に変色してしまっていて、見るも無残な姿。それに、ミズバショウ、リュウキンカともに花数が少なく、これではとても花風景写真にはなりそうもない。

後立山連峰 後立山連峰 ミズバショウ ミズバショウ

[ 黒沢高原 ・白馬山麓]
木崎湖を過ぎると次は青木湖。その少し手前にある鹿島槍スキー場への道を登っていくと黒沢高原。ここは鹿島槍ヶ岳が真正面に見えて非常にロケーションが良い場所だ。昨年に初めてここを訪れたときは湿原に咲くミズバショウと背景の鹿島槍が絶妙な配置で思わず感嘆の声を上げたものだ。しかし、ここもミズバショウがほとんど傷んでおり、昨年の感動が強く残っていただけに落胆も大きかった。せめてカタクリぐらいは、と思って探してみると、これも色褪せてくすんだ色。全く期待外れだった。

次に訪れたところは昨年に白花のカタクリが咲いていた場所。現地へ着いてからかなり探してみたもののなかなか見つからない。諦めかけてそろそろ車に戻ろうかと思った矢先ようやく発見。こちらの花は色も形も良い状態であった。山を降りて姫川源流へ向かう途中の杉林の中にはキクザキイチゲ、ニリンソウが咲いている。やはり花数が少なく、ここでも満たされぬ想い。青木湖畔でちょっと早い昼食をとり、次へと向かった。

ミズバショウ カタクリ キクザキイチゲ キクザキイチゲ
アズマイチゲ カタクリ カタクリ キクザキイチゲ

[ 姫川源流・親海湿原 ]
姫川源流はこれまで何度も訪れており、咲く花の種類も概ね分かっている。ここは早春にフクジュソウの群生が見られる。訪問したときは花の時期には遅くすでに花がほぼ終わっていた。キクザキイチゲ、ニリンソウも咲いてはいたが花数はそれほど多くはない。数年前と比べると花が減っているのが気になった。次に親海湿原へ寄ってみた。ここはミツガシワの群生で有名なところだが、湿原に水がほとんどなくてミツガシワの姿は見えず。これまで何度ここへ来ても状態の良いミツガシワに出会ったことがないのが残念なところ。下欄のフクジュソウは姫川源流、その他は民宿付近の畑の土手で撮ったもの。

フクジュソウ ニリンソウ ニリンソウ ヤマエンゴサク



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