--- 北信州・春の花旅 大谷地湿原・黒姫高原 ---

旅   行   日   程    ( 2012年)
5月10日(木)
曇り時々雨
戸隠高原 -- K36・K506 -- 大谷地湿原 -- R506・K404・K37・K36・R18 -- 柏原 -- K119 -- 黒姫高原 -- K119 -- R18 -- 大久保池 -- R18 -- K504・K96・K97 -- 斑尾高原(泊)


[ 5月10日(木) ]

[ 戸隠高原の宿 ]

昨日の夜から雨が降り出した。この調子だと朝には霧に包まれた木立の中に咲くミズバショウが見れるかもと期待したが、朝起きてみれば降ったりやんだりの天気で霧はなし。昨日、戸隠森林公園を見てしまったため、今日の予定は飯綱高原にある大谷地湿原だけ。時間に余裕があったのでこの日の朝も宿の庭園で撮影。時々、雲間から戸隠山が顔を出してくれ、その瞬間を狙って写真を撮ったが雲に霞んであまりはっきりと写らなかったのが惜しj;まれるところ。

戸隠高原・ミズバショウ


できるだけ昨日とは異なったアングルで撮ろうと思っても、それほど良い構図が考えられるわけでもない。画像が単調にたらないよう、庭園を流れるせせらぎの水を適当にあしらい、被写体に寄ったり引いてみたり、縦位置、横位置画像での撮影と、自分なりに工夫は凝らしたつもりだが、結果的には昨日とあまり変わり映えがしないものとなってしまった。それにしても、ここのミズバショウはどれも傷んでおらず、綺麗に咲き揃っていた。

ミズバショウ ミズバショウ 戸隠山 ミズバショウ

[ 大谷地湿原 ]
大谷地湿原までは宿から約11km。車で10分少々しかかからない。いざ現地へ着いてみると、湿原の大半は葦や笹に覆われ、ミズバショウもリュウキンカも隅に追いやられてしまっていた。下欄の最初の2枚の写真が大谷地湿原でのもの。事前に確認した情報とは大違いで、なんともみすぼらしい感じ。湿原には散策用の木道が敷かれていたので、それなりの管理はなされているものと考えられるが、乾燥化が進んでいるのだろうか。こうした場所では自然の状態を保つのを基本としつつも、最低限の手入れは必要だと思うのだが・・・

[ 大久保池 ]
時刻はまだ10時にもなっていない。いくらなんでも宿へ行くには早すぎる。とりあえず宿への道すがら目につくところがあればそこで撮影しようと思って車を走らせていたところ、雨が次第に激しくなったので道の駅に入ってしばし休憩。珈琲を飲みながら店の人に「この付近で野草が見られそうな場所はありますか?」と尋ねてみたら、「観光案内所が併設されているからそこで聞いてみては?」とのことで、お伺いしたところ「大久保池」と「黒姫高原」の2カ所を紹介していただけた。早速大久保池へ行ってみたところ、ミズバショウはほぼ終りがけで、しかも花数が少なかった。下欄の右側2枚がそのときの写真。

ミズバショウ

[ 黒姫高原 ]
雨が少々小止みになったので道の駅を出発。次の目的地は黒姫高原。この高原は黒姫山(2053m)の裾野にあり、すぐ北側にある妙高高原は新潟県になる。どちらもスキー場で有名なところ。黒姫高原の一角に「黒姫童話館」があり、ここから御鹿池と御鹿湿原への散策コースが設けられている。御鹿湿原の入口付近まで行くと、リュウキンカの大群生が目に入った。予期せぬ光景にまずは感激。さらに奥へ進むと渓流があり、岸辺にはリュウキンカとニリンソウが混在して咲いていた。しかし、ニリンソウは雨模様の空とあって花は閉じたまま。

黒姫高原・リュウキンカとニリンソウ


わずかながらキクザキイチゲもあって、ここでかなりの時間を費やした。雨は次第に小降りとなり、車に戻ったときにはほぼ止んでいた。今日の宿は斑尾高原。長野県と新潟県にまたがる高原で、宿は長野県側にある。黒姫高原からは国道18号線を経て野尻湖沿いの県道504号線から県道96号線、97号線へと進むのだが、途中の道が土砂崩れのため通行止めとなっていたため、別の道を通ろうとしてナビをセットしても常に元来た道へ戻るように案内をするためナビが役に立たず、土地の人などに何度も道を聞いてようやく宿に辿りついた。

リュウキンカ リュウキンカ キクザキイチゲ ニリンソウ



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