--- 北陸・春の花旅 国上山 ---

旅   行   日   程    ( 2014年)
4月1日(火)
晴れ
名古屋IC  --  (東名高速道路)  -- 小牧JCT (中央自動車道) -- 岡谷JCT (長野自動車道)  -- 更埴JCT --  (上信越自動車道) -- 上越JCT --  (北陸自動車道) -- 三条燕IC -- R289 -- 中央大橋東詰 -- K68  -- 下栗生津 -- R116 -- 栗生津 -- K68 -- 諏訪神社 -- K408 -- 長辰 -- K2 --  渡部橋 -- K405 --  国上山 -- K405 -- 渡部橋 -- K2 -- 弥彦駅(泊)


4月1日(火)

名古屋を出発したのは午前5時。日の出時刻が早くなったといっても空はまだ薄暗い。最初の目的地「国上山」までは片道462km、車で6時間近くもかかる。春とはいえ4月に入ったばかりで早朝の空気はひんやりとしている。国上山に着いたのは10半ぐらいだっただろうか。国上山は標高313m。登山口のある国上寺 (こくじょうじ・・・標高100m) からの標高差が213mと、三山のうち最も標高差が少ないのが最初の目的地に選んだ理由。今回訪れた三山は距離的には僅かしか離れていないものの、国上山が燕市、弥彦山が長岡市と西蒲原郡弥彦村の境界上、そして角田山が新潟市と属する自治体名がすべて異なる。

カタクリ
カタクリ

ここに来る途中、「道の駅国上」で地図と昼食のおにぎりを購入したついでに山の様子を聞いた。それによると、「ちご道登山口」に駐車場があり、そこから国上山自然遊歩道を左回りに歩き、国上山頂上、国上寺を経て駐車場に戻るコースが多くの花に出会えるとのこと。駐車場で登山準備をしていたら新潟ナンバーの車が隣に止まったので運転していた方にルートの詳細をお尋ねしたところ途中まで同行していただけることになった。駐車場に到着したとき、あれが遊歩道かと思った道は「道の駅国上」へ抜ける道路だということで、危うく迷子になるところだった。聞いてみてよかったぁ。土地の人に感謝!。

さて、肝心の花。遊歩道に入るとすぐ目についたのがカタクリ。花はコース全体にわたってほぼ途切れることなく咲き連なっている。まさにカタクリ山だ。キクザキイチゲも随所に見ることができ、都会に住む者にとっては贅沢この上ない話。とにかく最初からどっぷり撮影モードに浸り、なかなか前に進まない。緩やかな路を立ち止まっては撮影しながらしばらく歩くと少し斜度が急になりいよいよ頂上への登りにさしかかった。花数が少なくなると疲れを覚える。頂上直下まで来ると待望のオオミスミソウに出会うことができた。

カタクリ
キクザキイチゲ

国上山は、江戸時代後期に曹洞宗の僧侶・良寛が住んでいたことで有名な山で、国上寺のすぐ近くには彼が居住していた「五合庵」がある。国上寺の由緒書きによれば、「聖徳太子がこの山に登って雲上記を書かれたとも伝わっています。また、その折に大悲千手観音の像を彫って、北海鎮護仏法最初の霊地と定めました。大悲 千手の像は雲上、雲高にあることから『くがみ』と言われておりました。今『国上』と書くのは孝謙天皇が御宇にて『国中上一寺』と詔勅されたことが由来です。また、万葉集には久賀躬と書かれています。」とある。

キクザキイチゲ キクザキイチゲ キクザキイチゲ オオミスミソウ
オオミスミソウ

話を花のに戻そう。これだけカタクリが沢山あると、どの花を撮ってよいものやらと迷ってしまう。かなりな枚数を撮影したのだが、気分が高揚しているときには冷静さを欠くもので、現地では良い写真が撮れたと思っても後で見てみると、絞り値が不適当だったり構図が良くなかったりと、なかなか「これぞ」と思える写真が撮れていないものである。オマケにマクロレンズの調子が悪くて縦位置写真を撮ろうとするとファインダーの画像が小刻みに揺れてピントが定まらず、結局、縦位置では撮れなかった。明日からは標準ズームか広角ズームで勝負ということになりそう。

オオミスミソウ



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