--- 北陸・春の花旅 弥彦山 ---

旅   行   日   程    ( 2014年)
4月2日(水)
晴れ
弥彦駅 -- K2 -- 石港-- K2 -- 野博橋 -- R402 -- 池の尻 -- S -- 西生寺登山口 -- 弥彦山 -- 西生寺登山口 -- S -- 池の尻 -- R402 -- 関屋昭和町 -- R116 -- 太右衛門新田 -- K290 -- 南長潟 -- S -- 新潟亀田 (泊)


4月2日(水)

弥彦山は、越後平野の日本海沿いに連なる、北は角田山(482m)、南は国上山(313m)に至る弥彦山脈の主峰。といっても標高は634mでそれほど高い山ではない。弥彦山自身も、北に位置する多宝山(634m)との双耳峰である。今回訪れた三山の中では花が豊富なことで有名である。最初にオオミスミソウが自生することを知ったのもこの山。登山ルートには、表参道ルート、裏参道ルート、田の浦ルートの他に国上山・弥彦山・多宝山縦走路があって、それぞれ特徴がある。最も簡便な登山をするならば、表参道ルートのすぐ北にある弥彦山ロープウエイ山麓駅から弥彦山頂公園までロープウエイを利用すれば山頂直下まで楽に行くことができる。

カタクリ
キクザキイチゲ

今回は花旅が目的ということで、やはり歩いて登ることにした。ただ、どのルートが良いかは調べてみても結論が出ず、とりあえずJR弥彦駅付近に宿をとって情報を得るのが賢明であろうと思い、旅館を予約した。宿の主人に話を伺うと、最有力候補ルートとしていた裏参道ルートが花が多いとの助言を得た。登山口は宿とは山の挟んで反対側に位置する西生寺というところにあるが、車で行けば大して時間はかからない。それにこの時期に咲くキンポウゲ科の花はどれもお寝坊さんだから朝9時過ぎぐらいにしか顔を見せてくれないのでゆっくり出かけても大丈夫。

ここでも駐車場付近からすでにキクザキイチゲやカタクリが咲いており、さすが花の山と言われるだけのことはある。深田久弥は著書「日本百名山」の中で「弥彦山はいい山だけれど、『あまりに背が低すぎる』ので挙げなかった」と後記に述べている。まあ、やむを得ないところであろう。この山ではオオミスミソウをたっぷり見ることができた。色は純白のものから、ブルー、ピンク、その中間色まで様々。カラフルではあるけれども能登のスハマソウと比べると花柄の点では能登に軍配が上がりそう。

オオミスミソウ
オオミスミソウ

当初の予定では「弥彦山花のトレイル」と呼ばれている「能登見平」〜「妻戸山」〜「八枚沢登山口」〜「雨乞山分岐」〜「能登見平」をめぐる周遊ルートを歩くつもりだったのだが、撮影に時間を取り過ぎて路半ばというよりその三分の一も回れなかった。元々、登山が目的の山行きではないというものの、せっかく遠路遥々来たと言うのにこれではチト惜しい。次回には是非ともこのコースを踏破してみたいものだ。さて、今夜の宿はビジネスホテル。角田山からは少し離れているが街へ出てゆっくり食事をとの目論見のはずが、ナント宿の周囲にはそれらしき店が無い!。仕方なく近くにあった大型スーパーの飲食店で慎ましく夕食と相成った次第。

オオミスミソウ



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