海辺に咲く野草  

Vol.11

13年11月2(土)
ソナレセンブリが咲く時期は10月末、イソギクは11月末ということで、今回はアゼトウナをメインに据えての撮影のはずだった。ところが主役のアゼトウナの数が少なくガッカリ。ヒョットしたらソナレセンブリがまだ咲いているかもしれないと思ってポイントまで行ってみたところこれが正解。入江を見下ろす崖の絶好の位置に数株が咲いていた。まさに願ってもないロケーション。同行者もいろいろアングルを変えて激写。

ソナレセンブリ
ソナレセンブリ

アゼトウナは全く咲いていないというわけではなく、海岸の岩場にチラホラとその姿が見える。最初にここを訪れたときは、どれを撮ろうかと迷うほどだったが、今年は度々の台風で流されてしまったのだろうか。そう言えばツワブキも本来であれば見頃を迎えているはずなのに、陽の当たる場所でようやく咲き始めたばかりの状態で、こちらはさっぱりだった。遠隔地のことゆえ再三訪れるわけにもいかず、ちょっと残念な気分。

アゼトウナ
ツワブキ

最後は私のとっておきの場所。ここならばイソギクも見られるはずと思って行ってみると期待にたがわず断崖絶壁に数株が咲いていてくれた。空は薄曇り。夕暮れ間近の海にはさざ波が立ち、水面には太陽の光を受けてキラキラと光の粒をちりばめていた。ここでレンズを24-105mmに変えて光の粒の玉ボケを撮ってみた。光が次第に弱くなり玉ボケの輪郭がわからないほどになったところで撮影を切り上げ帰途についた。

イソギク



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