海辺に咲く野草  

Vol.12

13年11月8(金)
前回は伊豆の海だったが今度は所を変えて伊勢の海。ここは岸壁と海との間が狭く、うっかりしていると足元が波に洗われてしまうため事前に干潮時刻を調べた上での訪問。キイシオギクは四国を中心に咲くシオギクと千葉兼から静岡の御前崎にかけて咲くイソギクの中間系の花だというが、一見しただけでは全くその違いが分からない。素人の私には自生地によってその種類を判断するしかなさそうだ。

キイシオギク
アゼトウナ

こちらも満開にはちょっと時期が早かったらしく、花はやや少なめ。その年の気候の僅かな変化で開花時期がずれてしまうので、ドンピシャのタイミングで自生地を訪れるのは実に難しい。それとこの場所は海が南側になっているので、海を背景に撮ろうとするとどうしても逆光になってしまい、撮影には潮汐の時刻と太陽の位置の両方を考えなければならない。一般にはほとんど知られていないところだけに貴重な場所である。

アゼトウナ



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