海辺に咲く野草  

Vol.10

12年11月18(日)
伊豆のイソギクを見に訪れるのは今年で4年目になる。見頃の時期はその年によって微妙に異なり、今年は昨年よりほんの僅か早めのように感じた。いつもはソナレセンブリがメインであったが、今回はシオギクにターゲットを絞っての訪問。午前2時半に自宅を出発して、途中で写真仲間と落ち合い総勢4名での撮影行。そのうち2人はイソギクを見るのは今回が初めてとのことで、綺麗な花に出会えることを祈った。

ツワブキ
ツワブキ

いつもの駐車場に車を停めて歩き始めると、咲き始めて間もないツワブキが朝の光を受けて輝いており、早速撮影にとりかかる。イソギクのポイントへ行くまでの路もツワブキが咲き並んでいた。さて、お目当てのイソギクはというと、こちらもようやく花が開いたばかり。昨年よりは開花が早く、花数も多かった。天気予報では「晴れ」のはずだったが空はやや雲が多い。その分陽射しが柔らかだったので、花の撮影にはこれぐらいがちょうど良かったのかもしれない。

シオギク
シオギク

アゼトウナは早くも盛りを過ぎており、しおれかかった花が多い。そうそう何もかもうまくはいかない。驚いたのはシャリンバイが数株咲いていたこと。この花は春の花のはず。よく見るとさすがに花は終りがけ。帰路はいつも立ち寄る西海岸のポイントに行ってみたが、残念ながらこちらのイソギクはすでに花期を終え黒ずんだ花ばかり。ほんのわずか離れているだけなのに自生環境の相違なのだろう。その代わりツワブキが満開で初参加の同行者は熱心に撮影していた。

シオギク
アゼトウナ アゼトウナ シャリンバイ シャリンバイ



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