南信州・奥三河 夏の野草  

Vol.5


08年8月10日(日)
 この日は奥三河を一巡りするため、6時半に自宅を出発。第一の目的地までは約2時間。愛知県内といっても一般道ばかりを走るので結構時間がかかる。それでも三河地方へは何度も訪れて通いなれているせいか、それほど遠いという感じはしない。途中でちょっと寄り道をしてビッチュウフウロを見た後、道路沿いの田んぼに目をやるとオモダカの白い花。ついでに撮っていこうと畦道へ降りたら水田の中に青い花。コナギだった。

ビッチュウフウロ ゲンノショウコ コバギボウシ オモダカ
ノカンゾウ ノカンゾウ コナギ コナギ

 車を止めた畑の付近にはコバギボウシ、ノカンゾウ、ゲンノショウコなどが咲いていた。ここであまり時間をとるわけにはいかないので、早々に切り上げて最初のポイントへ。狭い林道をしばらく走る。マネキグサが咲いているという情報をいただいての訪問だった。現地へ着いて、草地に車を止めて花を探す。初めて見る花だけに見逃さないように注意深くあたりを見回すと、アッター!。もう少し赤色が強いかと思ったが少し紫色っぽい。形は可愛い。

マネキグサ
ツルニガクサ ウシタキソウ ヤマホトトギス ヒロハヤマトウバナ

 ウシキタソウ、ツルニガクサも初見の花。ヤマホトトギスとヒロハヤマトウバナは別の場所で撮ったもの。アオフタバランは杉林の中にぽつんと一株だけ咲いていた。アキノタムラソウ、ハエドクソウは山道の脇に多く見られた。まだ撮影ポイントが三つ残っているので次の目的地へと移動。

アオフタバラン アキノタムラソウ ハエドクソウ ハエドクソウ
セリバシオガマ

 今日二つ目のお目当てでもあるセリバシオガマは、シダの生えるような湿った林床に咲いていた。花は白くて薄っぺらく、変わった形をしている。これも初見の花。千メートルを超える山だけに、気温は24度ぐらいで涼しい。ただ、それでも歩いていると汗が出てくる。ナツズイセンは第3のポイントへ移動する途中の車中から見つけたもの。ピンク色でユリに似ているが、今時ササユリが咲いているはずもなく、花をよく見ると形はキツネノカミソリに似ていて細く切れ込んでいた。それもそのはず、ヒガンバナ科。

ナツズイセン タマアジサイ ナンバンハコベ イワタバコ
レンゲショウマ

 三つ目のポイントで見たイワタバコはもう終盤を迎えていた。2週間前にあれほど咲いていたのに、この日に寄ってみたら花はポツポツといった感じ。この日最後のお目当てはレンゲショウマ。最初の花を見つけたときは一株だけかなと思ったが、よく探してみると数箇所に株があった。蕾をたくさんつけているところを見ると、見頃はこれからか。オオヤマレンゲは別名を天女花ともいうが、この花も雰囲気はよく似ている。下向きに花が咲くので撮影には苦労する。それでも撮りがいのある花だ。

フシグロセンノウ シデシャジン クサアジサイ フジカンゾウ



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