南信州・奥三河 夏の野草  

Vol.6


09年6月20日(土)
 この日はネットで知り合った方にいろいろな自生ランを紹介していただいた。自生ランで花の美しいものは、乱獲されたり盗掘に遭ったりして人目につくところではなかなか見ることができない。この日に撮れたラン科の植物は9種類。写真は撮らなかったがソクシンラン、ネジバナなどの他、葉だけではあるがアオフタバラン、アケボノシュスラン、ベニシュスランなども見れたから合わせて14種類にもなる。

ウチョウラン ウチョウラン ヨウラクラン ヨウラクラン
クモラン クモラン クモラン クモラン

 ウチョウランは高い崖地の中腹に咲いており、とても近づくことができない。いつもはカメラバッグの中に望遠レンズを入れているのだが、こんなときに限って90mmマクロしか持ってこなかったのが悔やまれる。ウチョウランはもちろんのこと、ヨウラクラン、クモラン、ムギランは今回初めて出会った。クモランやムギランなどは、"エッ! これが「ラン」?"といいたくなるほど地味な姿をしており、教えられたときはびっくりしてしまった。上欄の右から2番目のクモランの写真で、画面中央付近に右上から左下に向けて付き出ている緑色のものがどうやら花らしい。

ムギラン カヤラン(実) クモキリソウ クモキリソウ
コアツモリソウ

 自分のホームページを見ると、昨年6月24日にはキンセイランを撮影しているので、この日も見られるものと思い、その場所まで行って花を探した。二人でどれだけ探してもまだ花をつけていない株がたった一株しか見つからず、他には茎や葉さえも確認できなかった。今時、咲いていないはずはないので、おそらく盗掘されたのではないかというのが二人の結論。コアツモリソウがまだ咲いていたのがせめてもの慰さめ。ウリノキ、カキノハグサはもう終りがけでこんなもの。帰りがけにいつもの城跡へ行ったらカキランが2株だけ咲いていた。

ウリノキ ウリノキ カキノハグサ ジガバチソウ
シモツケ ???バラ ササユリ カキラン


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