南信州・奥三河 秋の野草  

Vol.6

10年10月26日(火)
 このところ東三河へ頻繁に通っていて、秋の奥三河へは1年ぶりの訪れ。そろそろホソバノツルリンドウが見頃ではないか、と期待して出かけた。現地へ向かう途中、他のWebサイト情報でウスゲタマブキが咲いている場所があったことを思い出してちょっと寄り道をした。道路脇に車を停めて林道入口付近をウロウロしていたら、まだシデシャジンが咲いているのが目に入り、その傍にはナンバンハコベも咲いていた。

ナンバンハコベ シデシャジン ウスイロツユクサ オトコエシ
いろいろ調べた結果、イガホオズキ のようです。

 さて、川沿いの道を奥に向かってしばらく進むと、情報のとおりウスゲタマブキがあった。今にも倒れそうだったので、近くにあった木の小枝で支柱を作り、それにもたせかけたらシャキッと立ってくれた。我ながら見事な細工(笑)。他にもあるかなと思って探してみたが見つかったのはこの一株だけ。「調査中」とあるのは、一瞬ハダカホオズキかと思ったけど花弁がカールしておらず全く別物とわかった。しかし、名前は???。尋ね花サイトで教えていただいたのはアオホオズキかイガホオズキ。

ウスゲタマブキ
イナカギク? オオバショウマ シラネセンキュウ モミジガサ

 オオバショウマの葉は沢山見たけれど、かろうじて花が咲いていたのはこの1輪。シラネセンキュウは、個々の花の形はシャクによく似ているが、シャクの花期は4〜5月。セリ科の野草は同定が難しい。「イナカギク?」の「?」取り去りたいのだけれど、自信がないので消せない。モミジガサは「これぞモミジガサ」というような形で咲いていた。これも確認できたのはたった1輪。

ホソバノツルリンドウ
ホソバノツルリンドウ

 次は、本来の目的地。朝、家を出るころ空はかなり厚い雲に覆われていたが、現地へ着くと青空。山道はちょうど紅葉の盛りで車を走らせていても快適そのもの。山頂間近の駐車スペースに車を停めて歩き初めて間もなくホソバノツルリンドウがあった。とはいうものの枯れかけていていかにもみすぼらしい。まだあるはず、と先へ進むと林道脇にポツポツと咲いている。ときどき立ち止まっては撮影。何気なく後ろを振り返ったら先日出会ったばかりの方が山道を登ってこられた。その方の話しによると花数が減っているとのこと。なぜだろう?。

キッコウハグマ
ゲンノショウコ(神輿草) リンドウ リンドウ

 ホソバノツルリンドウを撮り終えて、今度はキッコウハグマがどこかに咲いていないか、と思ってとりあえずありそうなところへ行こうと、来た道を戻る。そこは初夏に数回訪れことがあり期待したのだが結果は空振り。もう一カ所心当たりがあるのでそちらへ回った。そこでも散々探しまわったけど見つからず、さて帰ろうかと思って足下をみたら、なんとポツンと1輪メッケ。さらに周囲を探してみたら5輪ほど見つけることができた。

マツムシソウ マツムシソウ マツムシソウ 峠道の紅葉




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