茶臼山・秋の野草  

Vol.1

06年9月2日(土)
 約1ヵ月半ぶりの茶臼山。今回は、これといって特定の目的も無く、そろそろ山にも秋の花が増えているのではないかな、という漠然とした想いだけでの撮影行。稲武の交差点を右に折れて、高原道路へは行かず途中で左折して山路に入り、道なりに進むと面ノ木園地に出る。しばらく走ると「オオキツネノカミソリ群生地」の看板。花そのものは先週見たばかりだったが、どんなところか見てみようと、入り口に車を止めた。目的地までは600mとある。

クサアジサイ ヤマジノホトトギス ツルリンドウ ツリフネソウ

 途中の道でヤマアジサイと良く似た花を見かけた。どの花も装飾花が一つだけしかついておらず、変わった花だなぁと思って調べてみたらクサアジサイ。ここでもツルリンドウ、ヤマジノホトトギスを見かけた。ヤマホトトギスというのもあって紛らわしいが、下側の花が下向きに反っていないのが見分けるポイントだという。

モミジガサ ママコナ アキノタムラソウ イヌショウマ
フシグロセンノウ サワギク ヒオウギ ゲンノショウコ

面ノ木に着いてからいつものコースを歩いてみると、やはり前回来た時とは咲いている花が随分異なっている。9月ともなれば当然のことなんだろうけど、秋は着実にやってきている。街を歩いていると直ぐに汗ばんでくるが、ここは1,020mの高度があり、しかも豊かな緑に囲まれているだけあって涼しい。

ヌマトラノオ サワギキョウ ハンゴンソウ アカバナ
トリカブト ヌスビトハギ 白花のツユクサ ツユクサ

 園地を一通り回り終えたところで時計を見ると午後1時。帰宅にはまだ早いので、土岐市にある「陶史の森」へ行ってみることにした。このところ平成の大合併によって多くの市町村が合併した。ここ、豊田市もご他聞に漏れず、近隣町村を合併して格段に市域が広くなった。そのことはともかく、車で出かけるときに困るのは、地図で目的地を探すのに苦労すること。特に、車にナビを装備していない私などはその影響をまともに受けている。

サワヒヨドリ キキョウ ミソハギ サワシロギク
サギソウ ミミカキグサ シラタマホシクサ キイトトンボ

 道路地図で大雑把な方角と目標物だけを確認して、後は道路標識を頼りに走ってみたら、少しは遠回りしたものの、なんとか目的地へ辿り着けた。走っているときに感じたことは、狭い日本、どんな山の中にでも家が建っていること。それと、山道が立派になったこと。今時、砂利道なぞはほとんど見かけなくなった。



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