茶臼山・夏の野草  

Vol.5

10年8月13日(金)
 今年は梅雨明け以降猛暑続きで、7月は避暑を兼ねてほとんど長野の山へ行っていた。まだまだ行きたい山もあるのだが、残念なことに野草は待っていてくれず、また来年の楽しみとしよう。しばらく地元をお留守にしている間にも花は咲き進んで、セリバシオガマ、レンゲショウマの便りが届くようになった。こうなると会いに出かけずばなるまい。

ミズタマソウ ミズタマソウ ヤマホトトギス ヤマホトトギス
キツネノボタン オニドコロ シデシャジン シデシャジン

 県内でコイチヨウランを見るのは初めて。森の中の湿った土壌を好むのか、苔むした風倒木の傍に他の草に埋もれるようにして咲いていた。草丈は10cmに満たず、おまけに葉は下草に隠れて見えない上に極小の花の色も緑色なので見つけるのに随分苦労した。それでもなんとか3輪ほど探し出すことができた。が、ピンボケのオンパレードでほとんどはゴミ箱行き。

コイチヨウラン
セリバシオガマ

 セリバシオガマは薄暗い森の中に生えており、野草散策時に三脚を持ち歩く習慣がないことから、撮影に当たってはISO感度を上げざるを得ない。するとどうしても光量不足が画像が荒れてしまう。それを少しでも緩和するため、柔らかい光が当たっているときにタイミングを合わせてシャッターを切るのだが、それでも少し画像がザラザラした感じになった。レンゲショウマの撮影も同じような苦労をさせられたが、今回は背景の雰囲気が出せるぐらいまではなんとか絞り込むことができた。

レンゲショウマ
オオキツネノカミソリ オオキツネノカミソリ ミヤマタニソバ ミゾホオズキ



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