|
霊 仙 山 |
|
Vol.4
10年5月16日(日)
霊仙山のヤマシャクヤクを見に行くのは今年で3度目になる。前2回は5月の10日前後での訪問であったが、今年は春の花の開花が1週間から2週間遅れていることもあって、それに合わせての山行き。数日前までの天気予報では日曜日には雨マークが付いていたが、直前になって晴れに変わった。2年ぶりに山を訪れたため、登山口の駐車場への道を間違えてしまったがすぐに気が付いて元の道へ引き返した。駐車場に着いてみるとほぼ満杯。なんとか車を停めるスペースを確保して、ふと空を見上げると雲は少し多め。これから徐々に晴れてくるのだろう。
|
|
|
|
クルマムグラ |
マムシグサ |
ヒメフウロ |
ヨツバムグラ |
|
|
|
|
イブキシモツケ |
チドリノキ |
ウツギ |
コンロンソウ |
登山道へ入るとすぐに大小の岩がゴロゴロしている沢歩きが始まる。数日前に降雨があったが幸いにもほとんど水は流れていない。赤いペンキの矢印を頼りに沢を遡る。途中から沢沿いの山道となるが、道は何度も渡渉を繰り返す。登山道脇に咲く花を見つけては撮影。どれも見慣れた花。上の画像にあるクルマムグラとクルマバソウは見分けが付きにくいが、クルマバソウの葉は6〜10枚が輪生することが多い。それに対してクルマムグラは6枚が輪生する。
かなり高度が上がってそろそろヤマシャクヤクが現れてもいいはず、と思いつつ歩いていたら、あるにはあったもののもうすでに花が散っていた。こんなはずはないとさらに先へ進むと山の中腹にチラホラと白くて大きな花の姿が見えるようになった。下流では終わってしまった花が山頂に近付くにつれてちょうど見ごろを迎えているようだった。
標高500m付近まで登った頃には山肌にかなりヤマシャクヤクの白い花が群生しているのが見え始めた。ところが標高700m付近ではほとんどが蕾で、不思議な事に標高約800mの石灰岩の岩場まで来るとかなりの数のヤマシャクヤクが今を盛りと咲いていた。これほどの大群生は他には知らない。しかも、咲いている環境がいかにもヤマシャクヤクにふさわしく絵になる風景。今回は周囲の風景をできるだけ活かしたかったのでマクロレンズは使用せず、すべて24mm-105mmのズームレンズで撮影してみた。
|
|
|
|
ヤマシャクヤク |
|
|
|
|
ヒメレンゲ |
ヒメレンゲ |
ナツトウダイ |
ナツトウダイ |
登山道脇には途中からずーっとニリンソウが咲いていたのに自宅へ帰ってから画像を見たら1枚も撮っていないことに気が付いた。まだ見知らぬ花はないかと、そんなことばかり考えて歩いていたからかもしれない。そういう意味では、サツキヒナノウスツボは今回初めて咲いているのを見ることができた。コンロンソウはとりたてて珍しい花ではないが、うっすらとピンクがかったのが数株あったので撮影したもの。
|
|
|
|
コンロンソウ |
コンロンソウ |
サツキヒナノウスツボ |
サツキヒナノウスツボ |
|
|
|
|
タニギキョウ |
ハシリドコロ |
フタバアオイ |
ミヤマハコベ |