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霊 仙 山 |
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Vol.5
11年4月7日(木)
今年は春の花の開花が1〜2週間遅れているので霊仙山のミスミソウがまだ見られるはずと期待しての撮影行。登山口付近の岩場ではいつもスズシロソウが岩にへばりつくように咲いている。今年はまだ咲き始めたばかりなのか、花数は少なかった。ここは足場が悪く、ほんの少しだけ岩が出っ張っているところにつま先をかけたりして撮影するのだが、時にはズリ落ちてしまうこともあるのでいつも苦労する。
登山道は沢歩きから始まる。このところ雨が降っていないので路は適当に乾いており、歩きやすい。岩場のところどころにはネコノメソウの仲間が群落を作って生えている。いつものことながらネコノメソウの同定はまことに難しい。ここに掲載した写真は、ニッコウネコノメソウとしてあるものの、名前に自信があってのことではない。もう少し花が開いてシベがはっきり見えるようになれば同定もし易いのだが、この状態では葉の形とか色で判断するしかない。
少し先へ進んで小屋の手前付近まで行くと、苔むした岩の間にミヤマカタバミが咲いているのを見つけた。どの角度がよいかと、いろいろカメラポジション、アングルを変えて撮影してみた。せせらぎの水も写し込めたらもう少し良い雰囲気になったとは思うがどうしてもうまくいかなかった。さて、この日のメインのミスミソウ。昨年と比べるとかなり花数が減っており、しかも花が開ききっているところからみると、訪れるタイミングが少し遅かったのかもしれない。
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ミスミソウ |
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テイカカズラの綿毛 |
カテンソウ |
フサザクラ |
ミヤマカタバミ |
下山したのは2時前後。まだ帰るには少し早かったので、奥伊吹の様子を見に出かけた。甲津原付近まで行くと、道の両側の山肌にはまだ30cm以上の残雪があり、花は期待できなかったので引き返すことにした。帰路は伊吹野を経由していつも行く場所を覗いてみたらヤマエンゴサク、アズマイチゲが満開。ニリンソウもボチボチ咲き始めていた。しかし、撮った写真がことごとくピンボケばかりだったのでここに掲載できないのが心残り。
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ミヤマカタバミ |
ミヤマカタバミ |
ワサビ |
ユリワサビ |
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ヤマエンゴサク |
ヤマエンゴサク |
アズマイチゲ |
アズマイチゲ |