霊  仙  山  

Vol.2
 
07年5月12日(土)
 今回は、ヤマシャクヤクを見ようと、他のホームページを参考にしながらタイミングを見計らってでかけた。前回のコースとは異なり、上丹生登山口からのコース。本当は頂上まで行くつもりだったが、途中で写真撮影に時間を費やし、漆ヶ滝へを見終わった頃には午後2時近くになっていたので頂上は割愛することとした。

ヤマシャクヤク

 登山道に入ると、早速シャガとウマノアシガタがお出迎え。道は広く、しばらくはハイキング気分で歩く。15分も歩かないうちに沢に出た。谷山谷コースは、延々と沢歩きが続く。この日は沢にほとんど水が無くて歩き易かった反面、なんとなく物足りなさを感じた。登山道の両脇はニリンソウに縁取られていて、歩いていても飽きない。ところどころで止まっては形の良い花を探して撮影した。これが時間を費やした最大の原因。

シャガ ウマノアシガタ マムシグサ クルマバソウ
ムラサキケマン ヒメレンゲ ミヤマハコベ ナツトウダイ?

 道々に咲く花を撮りながら沢を登っていくと、横道への分岐の少し奥に漆ヶ滝が見えた。"せっかくここまで来たのだから"、と近くまで行ってみた。形の良い滝で水量も豊富。でもこの水が何処に消えてしまうのか、沢の下流には水が無い。なんとも不思議なことである。

漆ヶ滝

 ここに来るまでも、2箇所ばかりでヤマシャクヤクを見かけたが、次に出会ったのは正に群落と呼ぶに相応しいところ。山の斜面のアチコチにヤマシャクヤクが咲いており、しかも満開。こんな風景を見たのは初めての経験で、思わず"ウワーッ"と感嘆の声が出た。

ヤマシャクヤク花の色は薄黄から真っ白のものまでいろいろある。
薄黄と白花ではシベの色も異なっている。実に美しい。

 ヤマシャクヤクに混じって、ところどころにルイヨウボタンが薄緑の花を付けていた。サンカヨウもあるかと思って道々探し続けたけれど、とうとう姿を見ることができなかった。谷筋や岩についたコケの上にはまだトウゴクサバノオが頑張っている。この花は何時頃まで咲くのだろうか。

タニギキョウ ヒダボタン ? トウゴクサバノオ ニリンソウ
アケビ ルイヨウボタン ハシリドコロ シャク



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