乗  鞍  岳  

Vol.13

15年7月29日(水)
昨冬の降雪が多かったので今年は肩ノ小屋口からの登山道は雪に埋もれてしまっているのではないかと心配したが、登り始めてからわずかの間雪の下になっていただけで上の方にはほとんど雪がなかった。雪はあってもスプーンカット状なのでキックステップで登ればアイゼンなしでも楽々歩くことができる。ただ、いつもチングルマが咲いているところには花がなく、今年は見れないのかと思ったが肩ノ小屋の少し下の方まで行くとまだまだ元気に咲いていてくれてホッとした。

ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ エゾシオガマ シナノキンバイ
キバナシャクナゲ

登山口周辺には例年より多くのウサギギクが咲いており、しかも花姿も良かったのでここでしばらく撮影。少し登って行くと今度はキバナシャクナゲが点々と咲いていた。天気は晴れたり曇ったり、時にはガスが湧き出てくるといった状態でめまぐるしく空が変化する。全く晴れ上がっているより山にガスがかっていたほうが風情があって良い。この日はガスの状態に合わせてシャッターを切ることが多かった。

チングルマ
ウサギギク

肩ノ小屋周辺ではいつになくイワギキョウの花数が多かった。しかし、被写体としてみると背景がイマイチ。結局数カット撮っただけだった。ここではヨツバシオガマも多く見られる。花の色も良いのだがやはり背景が・・・。いつも肩ノ小屋まで来ると昼になってしまう。ここから先は富士見岳のコマクサ、ミヤマダイコンソウがお目当て。だが花はすでに盛りを過ぎていたようだ。

イワギキョウ ミネズオウ ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ
アラシグサ コテングクワガタ ヒメクワガタ ヒメクワガタ

今回の撮影で一番活躍したレンズは24〜105mmの標準ズーム。超広角ズームも持参したがこれだと山が小さくなってしまって画像のバランスが悪い。クワガタの仲間は花が小さいためこれを花風景的に撮るのはまず無理で、マクロレンズのお出ましとなる。最後の目的地は畳平のお花畑。ここの見ものはハクサンイチゲなのだが、既に花期を終えようとしていた。

ミヤマダイコンソウ ミヤマキンバイ コマクサ コマクサ
ヨツバハオガマ コバイケイソウ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ

コバイケイソウも沢山咲いていたもののなぜか花がこぶりで発育不全といった感じ。ミヤマクロユリは今が最盛期といった状態で花数は文句なし。カラマツソウをバックに撮ってみたのだが狙いはどうも不発に終わったようだ。他にミヤマキンポウゲやミヤマキンバイの大群落もあったが距離が遠く、眼で楽しんだだけで写真は割愛。

ミヤマクロユリ



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