--- 北信州・秋の花旅'15 ---


8月31日(月)
志賀高原方面へはこれまで9月初旬に訪れていたが今年は天気の関係で少し早くて8月末日の訪問。この日の天気予報は終日曇り。晴れるにこしたことはないが天気が悪いなりにまた異なった写真も撮れるだろうと期待していたところ、高速道路を走っているうちから濃霧が立ち込め、時には視界が10数メートルということもあった。この分では山もかなり霧が出ていそうだと思いつつ現地に向かう路でも案の定深い霧。最初の目的地は池の平湿原。ここへは昨年に引き続き2度目。

シャジクソウ シャジクソウ アキノキリンソウ ハナイカリ
ヤナギラン

途中の路でちょっとした草原があったので車を停めると、シャジクソウ、アキノキリンソウ、ハナイカリが霧の水滴を身に纏ってしっとりとした姿で咲いていた。池の平湿原ではかなりの速さで大気が動いていたらしく、霧が濃くなったり薄くなったりめまぐるしい変化をみせていた。今年はヤナギラン、マツムシソウの数が多く、まだ綺麗な花姿を保っていてくれた。その代わりエゾリンドウはやや少なめ。木道を歩きながら霧の状態を見ては立ち止まって撮影。

ヤナギラン ヤナギラン エゾリンドウ エゾリンドウ
マツムシソウ

いつも思うことながら、せっかく姿の良い花を見つけても花までの距離が遠く、さりとて木道から踏み込んで近寄るわけにもいかず悔しい想いをることもしばしば。上欄のマツムシソウは幸い近くにあったので背景を取り込んで撮影してもそこそこの大きさで花を撮ることができた。しかし、これでも多少のトリミングは避けられない。かといって望遠レンズまで持つとなればただでさえ交換レンズが多いので歩くだけでも大変。標準ズーム(24mm-105mm)で我慢するしかない。

マツムシソウ ウメバチソウ ウメバチソウ タムラソウ
ヤナギラン ヤナギラン ハナイカリ ヤマハハコ

自宅を深夜3時前に出発したので池の平の撮影が終わったときはまだ11時頃。ここから志賀高原へ向かった。昨年は草津白根山の噴火の影響で途中の道路が通行止めになっていたおかげでずいぶん遠回りをさせられたが時間規制であったため今回は予定のコースを走ることができた。横手山へ向かう道はかなり高いところを走っており、ところどころに展望スペースが作ってありそこからは噴煙を上げる草津白根山が目の前に聳えていた。上欄の下4枚がその場所での撮影。

スイレン ムラサキツユクサ ニガナ ヒメシロネ
ウメバチソウ

志賀高原でもやはり霧。だが空はドンヨリ曇っているだけでロケーション的にはなんの変哲もない風景。ウメバチソウ、ハナイカリを撮ってはみたがもう一つ気合いが入らない。アップ写真でもと思ってはみたものの、はるばる志賀高原まで来てウメバチソウのアップを撮ってみてもつまらないと思ってやめ。最後に昨年見つけたスイレンの咲く池を訪れた。ここでも霧。しかし、目で見たときは良かったが写真に撮ってみるとイマイチ。なんてせもかんでも霧さえ出ていれば良い雰囲気の写真が撮れるというものではないということか。

ハナイカリ エゾリンドウ エゾリンドウ モジズリ
スイレン スイレン スイレン ウメバチソウ



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