南信州・奥三河 夏の野草  

Vol.3


08年6月24日(火)
 奥三河のこの場所にはたった二日前に訪れたばかり。そのときは間断なく雨が降り募り、撮影も思うようにいかない状態だった。この日は梅雨の晴れ間。リベンジというわけでもないが、同じ場所へ行ってみた。途中、サツキツツジの咲く渓谷、セッコクのある民家へ立ち寄ったので現地へ着いたときはもう昼近くになっていた。国道から林道に入って間もなく、偶然ネット友達のFさん、Sさんと行き会って貴重なキンセイランの情報を得た。

 サツキツツジは、他のホームページなどではイワツツジと紹介されていたので当初はそのとおりの名で表記していたが、いろいろ調べてみると、樹高や生育場所、花の形が異なっている。サツキツツジは、サツキの原種で、旧暦の皐月(現在の6月中旬から7月中旬)に川岸の岩場などで咲くツツジの一種ということでこの名を採用した。

サツキツツジ
セッコク

 昨日の雨で路がぬかるみ、足元が悪い中、教えられた場所へ行ってキンセイランを探すとすぐ見つけることができた。ラン科の植物の特徴がよく出ていて、草丈も30cm前後あったので分かりやすい。この日も三脚はなし。できるだけストロボは使いたくなかったので慎重に撮ったつもりだったが、帰ってから画像を見てみたら、やはりピンボケの山。

キンセイラン
キンセイラン キンセイラン ウリノキ ウリノキ

 ウリノキは、先日来たときよりたくさん発見できた。もう咲き終わったもの、これから咲き始めるもの、いろいろあったが写真に適したものとなると意外に数は少なく、5,6本の木の中で3つほど。コアツモリソウの形が良いものをと思って歩いていたら、今年の春、西川城址でお目にかかったHさんとバッタリ。やはり野草通は場所とタイミングを心得ておられると、感心。

コアツモリソウ クモキリソウ ホタルブクロ ササユリ



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