入  笠  山  

Vol.8

13年8月20日(火)
入笠山でこの時期に咲く野草と言えば、サワギキョウ、エゾリンドウ、クサレダマが代表的な花。一頃コオニユリが大きな群落を作っていたが、最近ではめっきり数が減っている。そういえばホソバトリカブトもあまり見かけなくなった。現在、湿原内はほとんど保護ロープで囲われているが数年前までは立ち入り自由の場所も多く、ウメバチソウなどは選り取り見取りの状態であった。写真を撮る者からすると植物保護のためにはやむを得ないとはいえ、一抹の淋しさを感じる。

ヤナギラン ヤマハハコ ヤマハハコ マツムシソウ
コオニユリ コオニユリ コバギボウシ アケボノソウ

ここの山小屋に宿泊した理由の一つは朝霧を期待してのこと。しかし、こちらの想いとは裏腹に空は晴れ上がり、陽射しも強かった。いつもだったら40枚ぐらいの画像が頁を飾るところなのに今回はその半分しかない。もっとも、最近は被写体を選んで撮影しているため、かつてのように目についた花のすべてを撮影するようなことはなく、数が少ないのも仕方がない。一日撮影して1,2枚でも作品と言えるような写真が撮れれば満足といったところ。

イヌゴマ ワレモコウ サワギキョウ クサレダマ
オオハンゴンソウ オオハンゴンソウ ママコナ ママコナ

入笠山での撮影が早く終わったので、さてどこへ行こうかと考えた挙句、近場でそれらしきところで思いついたのが八千穂高原。ここではコレといってお目当ての花があったわけではなく、まさに行き当たりばったり。園内を一巡りしてみたがあまり花数は多くなかった。その中でシキンカラマツ、ミヤマモジズリは初見花でこれは思わぬ収穫であった。途中、南八ヶ岳山麓の天女が原にも立ち寄ったがこちらは見るべき花もなく、昼食でゆっくりできたことがせめてもの慰め。

ヤマアジサイ フシグロセンノウ シキンカラマツ ミヤマモジズリ



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