白馬岳  

Vol.2


12年7月5日(木)
シラネアオイの群生を見たいという一心で今年も白馬尻を訪れた。昨年はたった1輪しかお目にかかれず、なんとも心残りな結果に終わってしまったので、今回は事前の情報収集を念入りに行った。また、前日に栂池自然園で出会った方や宿泊先のオカミさんから詳細な場所をお伺いできたので「今年こそ」の想いで山に入った。昨年も訪れているだけに、今回はなんとなく目的地までの所要時間が短く感じられ、足取りも軽かった。ただ、お天気は昨年と同じく雲の多い日となった。

白馬岳・大雪渓


今年は雪が多く、白馬尻小屋の200mぐらい手前から登山道に雪が残っていた。白馬尻小屋は、冬期はいったん取り壊して夏になるとまた組み立て直すということで、7日からの開業に向けて急ピッチで工事が進められていた。ちょうどこの小屋の辺りから大雪渓が始まるところで、目的地までは雪渓歩きとなる。傾斜が緩いためアイゼンは装着せずストック1本が頼り。ここは落石が多く、雪渓上にも大小様々な石が転がっている。落石は音も無く落ちてくるらしいので、左右の斜面に花を探しながらも上の方には細心の注意を傾けて歩いた。

シラネアオイ
シラネアオイ シラネアオイ サンカヨウ サンカヨウ

訪問のタイミングはドンピシャだったようで、シラネアオイ、サンカヨウ、キヌガサソウいずれも瑞々しい姿を見せてくれた。往復の道にはニリンソウ、オオバミゾホオズキ、タニウツギ、ミヤマカラマツなどが多く見られたが、ヤマアジサイはまだ開花していなかった。ベニバナイチゴ、キバナノコマノツメは、昼食をとった場所に少し咲いていた程度。今回は2年越しの念願が叶って大満足な花散策だった。

キヌガサソウ
オオバミゾホオズキ ミヤマカラマツ ベニバナイチゴ キバナノコマノツメ


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