中濃・岐阜の野草  

Vol.3


10年4月6日(火)
 愛知県の地域を示す名称には尾張と三河があり、三河はさらに区分して奥三河・東三河・西三河と呼ばれている。これと同じように、岐阜県には美濃と飛騨があり、美濃は東濃・西濃・中濃・岐阜地区に分かれている。もう一つ奥美濃という名称が使われることもあり、これは主に観光目的に使用されることが多いようである。あるホームページによると、奥美濃とは、「北は大日岳から、南は日本百名山の伊吹山まで、岐阜県と福井県の県境に連なる地域のことを指す」とある。

キクザキイチゲ
キクザキイチゲ

 今回訪れたのは地域名称に従えば奥美濃といっても「中濃地区」。以前から一度は訪れてみたいと思っていながらなかなかチャンスに恵まれなかった。一昨年の早春にいわゆるロケハンを行い、おおまかな場所の確認だけはしたものの、野草の時期には早過ぎて散策はできなかった。そんなわけで、今回は念願叶っての野草散策。「野草の宝庫」と聞いていただけあっていろいろな花が咲いていた。もう少し時期がはやければセツブンソウも見ることができたであろう。

ヤマエンゴサク
ヒダボタン ミノコバイモ

 この日は何故かカメラの調子が悪く、出来上がった写真を見ると紗幕を被せたように妙な色が全体を覆っていた。最近時々こんなことがあるのでカメラかレンズの不具合でもあるのかもしれない。特に、ヤマエンゴサクは花の色が様々でとても美しかったのだがパソコンに取り込んでから見たときに愕然とした。露出誤りでもなんでもなく、奇をてらっておかしなライティングをしたわけでもないのに、砂埃の霞がかかったようになってしまった。来年こそは。(笑)

アオイスミレ カタクリ
コチャルメルソウ ミヤマカタバミ オウレン


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