|
北尾根5月の花
| |
Vol.4
11年5月20日(金)
この日の2日前に霊仙山へ登ったばかりで、間を置かずに北尾根を訪れたのは、来月に予定している八ヶ岳登山に備えての体力測定の意味と、サンカヨウを見たかったことによる。北尾根へはほぼ毎年のように来ているが、静間ヶ原から三国峠までの全コースを踏破したことは一度もなく、どちら側から登っても御座峰付近で折り返している。今回は、伊吹山山頂駐車場でサンカヨウ、ニリンソウを見てから静間ヶ原へ戻り、御座峰手前の鞍部付近までのピストン。
|
|
|
|
アカヒダボタン |
アカヒダボタン |
ニリンソウ |
ニリンソウ |
|
|
|
|
サンカヨウ |
お目当てのサンカヨウはようやく咲き始めたばかりのようで、花を付けていたのはほんの数株だけ。ニリンソウは最盛期といった感じで大群落を作って咲き誇っていた。静間ヶ原のラショウモンカズラはほんのわずか花穂が出たぐらいで、1週間後ぐらいが見頃になりそうな雰囲気。登山道に入るとフッキソウなど樹木の花が目についた。ウリハダカエデ、コクサギの花を今回初めて見ることができた。
|
|
|
|
フッキソウ |
ウリハダカエデ |
チドリノキ |
コクサギ |
|
|
|
|
フタバアオイ |
ウスバサイシン |
エンレイソウ |
アシュウテンナンショウ |
尾根道に入るとフタバアオイがいたるところに見られ、その中に混じってウスバサイシンの姿もチラホラ。アシュウテンナンショウは以前に見た場所で今年も健在。ちょっとした草地の中にはヤマトグサが群生していた。この花は、牧野富太郎が発見し、日本人として初の新種報告であることからこの和名がつけられたものだという。房のように垂れさがっているのは雄しべ。花粉を雌しべまで運ぶための方法として風に運ばせることから風媒花と呼ばれる。
コースの半ばまで進むとルイヨウボタンが数多く見られるようになった。この花は、葉も花も緑色をしているので周囲の緑に溶け込んでしまい、背景を工夫しないと写真全体が緑被りしてコントラストがつかない。この写真も撮影後、レタッチソフトで苦労してコントラストを上げた。これからは背景に気を付けなければいけないと感じた。ヤマブキソウはちょうど見ごろを迎えており、透明感のある黄色が印象的だった。
|
|
|
|
ヤマブキソウ |
|
|
|
|
ヒトリシズカ |
ヒトリシズカ |
ハタザオ |
ハタザオ |
フデリンドウは数株咲いていただけ。その傍にはホソバノアマナが1輪。しかし、残念ながら花が開いておらず、撮影はしたもののここには掲載しなかった。カタクリもたった1輪だけ咲き残っていた。チゴユリは咲き始めたばかり。ユキザサもあったがまだ開花には至らず。今回の散策コースではハタザオとスミレ類がほぼ途切れることなく咲いており、あまりに数が多すぎてカメラを向ける気がしなかったが、それでも少しぐらいはと思い直して撮った。
|
|
|
|
ハシリドコロ |
カタクリ |
フデリンドウ |
コンロンソウ |
|
|
|
|
チゴユリ |
スズシロソウ |
オオタチツボスミレ |
マルバスミレ? |