東三河・春の野草

Vol.28

11年02月15日(火)
　前夜来の雪は三河地方にも降ったものと期待して、雪中セツブンソウをイメージしながら出かけた。高速道路が三河に近づくにつれて道路や田畑の雪が薄くなり、現地へ向かう国道に入った頃には全く雪を見かけなくなった。まさか、とは思いつつ目的地へ着くと、危惧したとおり雪のかけらもない。近くに居合わせた土地の人に尋ねたら、「昨日の夜は雨だったよ」、「・・・」。

セツブンソウ
セツブンソウ

　この日のもう一つの目論見は「植生環境を活かした」写真を撮ること。今まででもそれなりに心がけてきたつもりだが、結果的には思ったほどの成果が得られていなかった。今回は意識的に引いて撮るように構図を考えての撮影。しかし、出来上がった写真を見てガッカリ。とにかくピンボケのオンパレード。それもそのはず、あの暗い場所で最初のうちはISOを100に設定してあった。これでは手ぶれするはず。途中で気が付いて撮り直したが今度は露出オーバー。まだまだ修行が足りない。トホホ。

コセリバオウレン
コセリバオウレン

　次に向かったのはコセリバオウレンの咲く場所。ここでは逆光写真を試みたがあまりにもコントラストが強すぎてこれもダメ。全く散々な一日だった。まあ、どつらも練習のつもりで行ったのだから、新趣向の撮影の初回にはこんなミスもある。と自分で自分を慰めた。最後はイヌノフグリを見に行ったが状況は前回とほとんど同じ。他に数カ所ばかり開花状況を見て回ったものの、花はおろか蕾さえも見当たらず、やはり今年の春は２週間以上の遅れがあるのを感じた。

ソシンロウバイ	イヌノフグリ	マメカミツレ	ナズナ