東三河・春の野草  

Vol.2

06年5月14日(日)
 久し振りに晴れ間が見えた日曜日、愛知県の最高峰「茶臼山(1,415m)」から東栄町を経て東三河一帯への花散策に出かけた。今回はシロバナエンレイソウとタツナミソウを見るのが主な目的。茶臼山に着いたときは深い霧に包まれ、風も強くてスポーツシャツにベストだけではかなり寒かった。春とはいえ、さすが1,000mを超える山の朝は冷え込む。

 東三河は愛知県の中では比較的温暖な地域なのだが、ご他聞に漏れずここも伊吹山周辺と同じように花の開花時期が例年より遅いようだ。伊吹とは異なる花に巡り会えることを期待しつつ、散策路を歩いてみたものの、思ったほどの種類は見ることができなかった。

シロバナエンレイソウ ミツバツチグリ
サクラソウ チゴユリ アケボノスミレ ヤマウツボ

 駐車場付近で樹木の手入れをしていた人に花の咲いていそうなところを聞いてみたら、やはり今年はまだ花が少ないとのこと。雪こそ残ってはいなかったが冬の寒さが余程厳しかったのだろう。この日は訪れる人も少なく、散策路を一回りしてみたがめぼしい花もなく、次の目的地へ向かった。

 山間を縫って走る道には、クサイチゴ、ウマノアシガタ、ムラサキキケマンといったお馴染みの花が沿道を飾っている。その中に混じって時折ミツバツツジの鮮やかなピンクが目に入る。ところどころで車を止めては花を撮った。下の写真でムラサキカタバミから右は愛知県民の森の花。

ヒメウツギ クサノオウ ミヤマハコベ ヤブウツギ
ヒメレンゲ ムラサキカタバミ タツナミソウ ヘビイチゴ
ニガナ シロバナニガナ 花後のセリバオウレン ???

 いつもなら帰路は東名高速道路「豊川I.C」へ入るところだが、今回は道を覚える意味もあって国道151号線から旧作手村を通る301号線を経由して豊田市で153号線へ入った。さすが名だたる車の街だけあって道幅も広くなり、俄然車も増えて市街地の中心部では渋滞状態。おかげで6時の帰宅予定が30分程遅れてしまった。



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