探鳥記録 2011-No2  


11年1月25日(火) 岐阜県・各務ヶ原市
 先日、偶然にも出会えたトラツグミに味をしめて、2匹目のドジョウを狙ってまた出かけた。やはり、そうは問屋が卸さないようで、待てど暮らせど現れず。シモバシラはとみると、これも気温が高かったのかできていない。ならば他の野鳥でも探そうと思い、園内を歩いたが一向にめぼしい鳥の姿が見えない。1時間以上もあっちこっち探してみたものの、見れたのはいつも居るコガモ、カルガモ、それにセグロセキレイだけ。メジロ、エナガさえ居ないのには参った。

シメ
シメ

 どうしたものかと、ベンチに腰掛けて考えていたら、右前方の木の下になにやら動くものが見えた。良く見ればシメ。築山の林の周辺で下に降りて餌を啄んだり、時には枝止まりをしたりして大サービス。この鳥、2時間近くも遊んでくれた。感謝、感謝。するどい目つきの割には可愛い鳥だった。

ソシンロウバイ。枯葉を入れていろいろ撮ってみた。
左2枚は構図が単調だったので、せせらぎを背景に水の玉ボケをあしらってみた。

 前回ここへ来たときもソシンロウバイを撮ったのだが、真剣味が薄かったのか、どれもピンボケばかりで使い物にならなかったので、この日は腰を据えてじっくり撮った。木の枝に枯葉をあしらってアクセントをつけてみた。同じソシンロウバイの花を前ボケに使ったり、玉ボケ写真を撮ってみたり、それなりに工夫したつもり。

シロハラ シロハラ シロハラ キセキレイ
カワセミ カワセミ ジョウビタキ ジョウビタキ

 いつもなら午前10時を過ぎると鳥がほとんどいなくなってしまうのだが、不思議なことにこの日は逆にそれぐらいの時間になってから姿を見せ始めた。シロハラは人慣れしているせいか、かなり近寄っても逃げなかった。カワセミは何度も行ったり来たりしてじっとしていない。木の枝に止まってくれるといいのに、木や竹でつくられた柵の上ばかりに止まる。ここでのジョウビタキは今ではたまにしか目にすることができなくなってしまった。

カワラヒワ カワラヒワ ウグイス ウグイス

 珍しくウグイスが藪の中から出てきて枝に止まってくれた。ただし、遠くてズームのテレ端400mm付近で撮ってもこれぐらいの大きさしか取れなかった。「梅にウグイス」とはよく聞くが、あれはほとんどがメジロ。「ウグイス色」は青みがかった緑色を指すのだが、実際のウグイスは、絵などで見るほど綺麗な色ではなく、むしろ茶色っぽい。とは言いながら、写真に撮れたので満足。

[ 今日見た主な鳥 ] 
 シメ、ジョウビタキ、カワセミ、シジュウカラ、ツグミ、シロハラ、エナガ、ホオジロ、セグロセキレイ、カワラヒワ、コガモ、カルガモ、オオバン


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