09年09月26日(土)
 かつて職場で一緒だった山仲間が、100名山プラス自分で選んだ3座を加えて、103名山完登記念の登山を木曽駒ケ岳で行うので来ないかというご案内をいただいて喜んで参加した。実のところを言えば、昨年の涸沢の紅葉を見に行った登山ですっかり自信をなくしていたので木曽駒ケ岳の頂上に立とうとは考えてもみなかった。"とりあえず千畳敷まででもいいですか"、と幹事さんに尋ねたらそれでも良いということだったので、同行者への迷惑を顧みず参加させていただいた次第。

千畳敷の紅葉 ア・ラ・カ・ル・ト
ミソガワソウ? ミヤマキンポウゲ ウメバチソウ トウヤクリンドウ

 前日は午後10時には床に就いて早朝の出発に備えたつもりだったのだけれど、どうやらその数日前に遊びに来ていた孫から風邪をもらってしまったらしくて喉の調子が悪く、夜中に何度も目を覚ました。そんなわけでほとんど眠れないまま起床時刻の3時を迎えていざ自宅を出発。途中で仲間のご夫婦をひろって集合場所の中央高速自動車道・神坂パーキングエリアへ向った。着いてみると多くの人がすでに集まっていた。それぞれに自己紹介。私にとってはほとんどの人が初対面だった。

トウヤクリンドウ。「まさか」と思っていただけに見れたときには感激した。
八丁坂から宝剣岳への道では見事な紅葉が見られた。

 駒ケ根のバスセンターではいつも駐車するところはすでに満車。別のところへ停めて千畳敷へ。ネットの野草仲間の情報では、昨年は10月初旬でも紅葉が見られなかったということで、半ば紅葉は諦めていた。ところが、いざ千畳敷までゴンドラで登ってみると、宝剣岳の頂上付近ではナナカマドの鮮やかな紅葉が遠望できた。"とにかく登れるところまでは" というつもりで最初に目指したのが宝剣岳。八丁坂から乗越浄土に至る登山道では、登るにしたがって紅葉が増え、見ごたえがある風景が・・・。これでは途中で下山するのはもったいないという気になってきた。

宝剣岳 天狗岩 天狗岩 宝剣岳
宝剣岳への道 中岳付近の登山道

 宝剣岳はみるからに岩肌がゴツゴツしていて人を寄せ付けない雰囲気がある。若い頃はむしろこんな山だからこそ登ってやろうと、ファイトが湧いたものだが、年齢を重ねるごとに高所恐怖症気味になってきて。今ではあの切り立った岩稜を見ただけでも足がすくんでしまう。あ〜あ〜、情けない !。天狗岩は、なるほど人の横顔に見える。それが時折湧きあがってくるガスに隠れてしまったり、再び姿を見せたりと、見ているだけでも楽しい光景。

中岳から駒ケ岳に至る登山道の景色
イワツメクサ このキクは・・・? この花も初対面

 思いもかけず、木曽駒ケ岳の頂上までの登山を終えて、泊まったところは箕輪町の菅野高原。高度1200mの尾根上に建っている山荘で、ここは夕陽の名所としても知られているところ。同行者はここへ何度も訪れているらしく、宿の人とも昵懇の間柄のようだった。夕食時はまず103名山の祝勝会。いつ果てるともしれない楽しい雰囲気だったが、こちらは睡眠不足で眠い。早々にベッドに転がり込んだ。翌日は参加者のほとんどはキノコ狩りだったが、私は宿付近で花散策。帰り道、アカソバの栽培地を見てから帰名。

アキノキリンソウ アキノキリンソウ アキノキリンソウ ヘブンリーブルー
アカソバ


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