葦 毛 湿 原  

Vol.2

07年7月1日(日)
 葦毛湿原は、豊橋市の市街地からほんの僅かしか離れておらず、こんなところに「東海の尾瀬」とも呼ばれ、しかも、よく自然が保たれた湿原が存在しているとは、奇跡に近いと言ってもいいのかもしれない。愛知県の東三河地方は比較的温暖な地で、湿原から受けるイメージからは立地条件として想像しにくいが、今もよくその姿を止めているのには、この湿原を愛し、育んできた人たちの並々ならぬ努力が感じられる。

 いろいろなサイトでモウセンゴケの写真が掲載されるようになったので葦毛湿原を訪れた。奇しくも昨年と同じ日になり、花の咲き具合を見るには参考になる。確か昨年はカキランが見頃だったように思うが今年は終りがけ。ミカヅキグサは気が付かなかっただけかもしれないが見かけなかった。

トウカイコモウセンゴケ
モウセンゴケ

 下の写真の2枚目以降は、東三河の城跡での花。ここで珍しいウツボグサの白花に出会った。通常の紫色も美しいとは思うが、白花もまた趣がある。アオイトトンボとトンボソウを並べたのは洒落というわけではないけれど、どれぐらい形が似ているかというお遊び。

カキラン ムラサキニガナ アオイトトンボ トンボソウ
ウツボグサ ヒメヒオウギアヤメ キツリフネ キバナノヤマオダマキ

 城跡の入口にネジバナが沢山咲いていて、写真を撮っているうちにいろいろな形のものを見つけた。左端のネジバナは、花が真っ直ぐについており、ネジバナの名には相応しくない。その右の花は左右2列に花が付いており、これも捩れていない。右端が普通のネジバナ。やはりこうでなくちゃ(笑)。

コアジサイ ネジバナのいろいろな形。右端が普通のもの。



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