鈴 鹿 山 麓  

Vol.11

13年3月22日(金)
今年は2月までとは打って変わり、3月に入ってから比較的暖かい日が続いている。雨も少なくて撮影には好都合な天候だ。例年、伊吹山麓の野草が一段落すると次は三重県や滋賀県の湖西地方へと散策場所が移って行く。鈴鹿山麓はいつもこの時期の訪問となる。狙い目はもちろんシロバナネコノメソウ。しかし、ジャストのタイミングで花に出会うことは難しく、早かったり遅かったりでなかなか状態の良い花を見ることができない。

シロバナネコノメソウ
シロバナネコノメソウ

いつも訪れる場所は昨年の大水で花が流されてしまったらしく、蕾がほんの数株あっただけ。トウゴクサバノオに至っては、散々探しまわってたった1株を見つけるのが精いっぱい。往復の路ではタチツボスミレがチラホラといつたところ。ヤマルリソウも山道の真ん中に1株ぐらい。この調子でいくと来年もあまり期待できそうもなく、また新たな自生地を探す必要がありそう。シロバナネコノメソウはさらに上流まで遡って撮った。

トウゴクサバノオ
タチツボスミレ

次はユキワリイチゲ。ここは花数は申し分ないぐらい沢山あるものの、ロケーションがイマイチでどうやって撮ったらいいものかといつも悩んでしまう。そこで今回はちょっと趣向を変えて群生地へ向かう通路脇に咲いていた花を逆光で撮ってみた。出来映えは満足すべきものではなかったが、もう少し工夫すればそれらしき写真が撮れそうな気がした。まあ、来年の楽しみというところか。

ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ

最後はバイカオウレン。ここ1,2で急激に花数が減っており、なんだか淋しい感じ。訪れた時間が遅かったこともあってピンボケの山を築いてしまい、ここに掲載できたのはわずかに4枚。近所の人の話しによれば、花が減ったのは獣害ではないかということだが、そういえば鹿の糞らしきものを見かけたような気がする。来年はあまり期待できないかもしれない。

ユキワリイチゲ
バイカオウレン



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