遠州路・秋の野草  

Vol.2
11年10月4日(火)
 今年はとうとう長期旅行はなし。その代わり例年と比較すると日帰り遠征が多い。今回はイワシャジンを求めて静岡県まで出掛けた。この花はこれまでたった1度しか見たことが無く、なんとかもう一度と思いながらも残念ながら出会うことがなかった。つい先日、写友から自生地情報がもたらされ、現地まで案内していただけることになって大いに楽しみにしていた。

イワシャジン
イワシャジン

 現地へ着くと山の斜面に点々と青い花が見え、それがすべてイワシャジンと聞いて驚いた。自分にとっては幻の花のような気がしていたのに、こんなにあっさりと見ることができていささか拍子抜けをした感じ。日当たりの良いところでは花弁が陽に照って白飛びしてしまうので、日陰に咲く花を選んで撮影。花数が多いからこんな贅沢も許される。しかし、花風景写真となるとそれにふさわしい背景を選ばなければならないことから、自ずと被写体となる花も限られてくる。

イワシャジン
アキバギク フクオウソウ レイジンソウ ワタムキアザミ?

 今年はアケボノシュスランに縁がある。つい先日も訪れた場所だったが、今回は朝靄が朝日で光芒を放つ光景をイメージして撮影に臨んだが、そうは問屋が卸さない。現地へ行ってみれば平凡な陽射しが射しこんでいただけ。それでも早朝とあって光が柔らかく、周囲の木立ちも写し込むことができた。

アケボノシュスラン
アケボノシュスラン



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