--- 北信州・春の花旅 白馬山麓の湿原 ---

旅   行   日   程    ( 2014年)
5月2日(金)
晴れ
名古屋I.C (東名高速道路)  -- 小牧JCT (中央自動車道) -- 岡谷JCT (長野自動車道)  -- 安曇野IC -- R147・R148・K393 -- 居谷里湿原 -- K393・R148・林道  -- 黒沢高原  -- 林道・R148 -- 白馬山麓 -- R148 -- 姫川源流・貞麟寺 -- 姫川源流(泊) 


5月2日(金)

[ 居谷里湿原 ]
ここはいつも最初に訪れる場所。この日のメインは黒沢高原で鹿島槍ヶ岳を背景にカタクリを撮ることだったので、カタクリの花が開ききるまでには黒沢高原へ向かうつもりだった。とは言っても、湿原に咲くミズバショウやリュウキンカを見るとついついその気になって長居してしまう。心なしか年々花数が減ってきているのが少々気になった。ミズバショウは思ったより生育が早くてすでに葉が大きくなっていた。できるだけ背丈の低い花を選んでの撮影。

リュウキンカが水辺に咲いており、そこに背景の木々が映って良い雰囲気だったのだが、後で写真を見ると撮影意図とは裏腹になんの変哲もない平凡な出来でガッカリ。スミレを何種類も見かけたけれど、門外漢の私は最初から同定を諦めているのでそのほとんどはパス。下欄に「○○スミレ」とあるのは今まで見たこともないスミレだったので証拠写真にと撮ったもの。スミレに詳しい人に種名を尋ねようにも花と葉がはっきり写っておらず最初から同定は無理と判断してこんな表記になってしまった。

リュウキンカ リュウキンカ ミズバショウ ミズバショウ
ミズバショウ チシオスミレ ○○スミレ ウスバサイシン

[ 黒沢高原]
さて、本日最も期待していた黒沢高原。空はよく晴れているのに肝心の鹿島槍ヶ岳の頂上付近に雲がかかっていて、待てど暮らせどなかなか雲がどいてくれない。北アルプスのような峻険な山を背景に撮るのに頂上が見えないのではあまり様にならない。雲が移動するのを待つ間にもカタクリの花はどんどん開き、その多くは巻ききってしまった。これも誤算。それならばミズバショウをと思って場所を移動したところようやく頂上が見えて来た。これならヨシとカタクリの場所に戻ったらまたしても頂上は雲の中。ウーン!。

ミズバショウ ミズバショウ カタクリ カタクリ

[ 白馬山麓 ]
黒沢高原から姫川源流に至る経路には心当たりの花スポットが2カ所ばかりある。一つは白花のカタクリが見られる場所。ここへは3年連続で訪れているが、その都度花の状態が異なる。今年は運よく白花のカタクリが5輪並んで咲いていた。よく見ると花色がうっすらピンク色をしたものもある。近くには普通のカタクリの小群落が数カ所あった。ここにはキクザキイチゲも咲いていて、ホワイトの他にブルーの花色をしたものもある。どういうわけかキクザキイチゲも小さな群落を作り、寄りそうように咲いていた。

カタクリ カタクリ カタクリ キクザキイチゲ
キクザキイチゲ

[ 姫川源流界隈 ]
姫川源流のほど近くに貞麟寺というお寺がある。時あたかも境内は桜が満開で、下にはカタクリが一面に咲いていた。祥雲山貞麟寺は、弘治2年(1556)に創建された曹洞宗の古刹だけあって観光客で賑わっていた。そう言えば明日からはゴールデンウイーク後半。ここへ来る道の途中にある中綱湖も湖越しに見える桜を撮ろうと多くのカメラマンが詰めかけていたのを思い出した。

時刻はまだ2時を少し回ったところ。宿に入るにはいくらなんでも早すぎるので姫川源流を一巡り。フクジュソウはすっかり花を終えていて、見られる花はキクザキイチゲ、ニリンソウなど。バイカモも清流の中で気持ちよさそうに泳いでいた。宿の付近の畑の土手にはニリンソウ、ヤマエンゴサクが群生しており、ここでも桜を背景にパチリ。余談になるが、宿はいつになく大勢の客が居て、食事時に話を伺うとバードウオッチング、ウオーキング、ツーリング、写真撮影など居合わせたグループのすべてが異なる趣味で当地を訪れているとのことで、しかも皆さん常連客。こんなことも珍しい。

カタクリ カタクリ ニリンソウ ヤマエンゴサク
バイカモ ニリンソウ キクザキイチゲ キクザキイチゲ



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