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礼文・利尻の花めぐり 〜 稚内から 〜

6月13日(日) 晴れ後曇り

 [ 行程 ]
利尻島・宿 ==> (宿の送迎車) ==> 鴛泊港 ==> (フェリー) ==> 稚内港 ==> (バス) ==> 稚内空港 ==> (ANA396)
==> 中部国際空港

[ 無事帰着 ]
困った。「えっ! 何が?」という疑問を持たれるのはごもっとも。「この日は利尻島からフェリーで稚内港まで行き、稚内空港から飛行機で中部国際空港へ帰った。旅行は楽しかった」。要点だけを書けば、このページはたったこれだけの記事で済んでしまい、味も素っ気もないものとなってしまう。「何か」を書こうにも「これと言って・・・」。やはりそうもいかないので、思いつくままに書いてみよう。

いきなり余談になるが、旅行計画はどのように作成しているかをまず参考までに紹介する。例年、夏季旅行を計画するときは、目的地を決めると地図・ガイドブックなどの参考図書を入手し、宿泊施設の所在、宿泊地間の移動距離・所要時間、山の場合ならば難易度等も把握する。この他に、Web情報もExcelシート上にコピペして記録し、旅行の行程表が明確化した段階で情報の整理をしている。この場合、検索したWebサイトは「お気に入り」に登録していつでも閲覧できるようにしておくことが肝要。

こうして作成した情報を元に、Excelで詳細な行程表を作成するわけだが、そこには旅行日ごとの散策ルート、宿泊先などの基本情報のほか、どこにどんな野草が咲いているのかも調べ、必要に応じて公共交通機関の時刻表、訪問地の特色やビューポイント情報なども別シートに書き込んでいる。一週間単位の旅行ともなれば、旅行会社が準備するような作業のすべてが必要となるわけだ。もちろん、行きあたりばったりの旅もそれはそれで面白いかもしれないが、登山を伴ったり写真撮影が目的の場合はそうもいかない。

次に、旅行中撮影した写真の整理方法であるが、以前作成した北海道旅行記に記したので参照されたらいかがでしょうか。
http://shunfb.web.fc2.com/page/trabel/daisetsu/page_9.htm
この旅行記もこうした資料が手許にあるので、旅行から半年を経過してもなんとか記憶を呼び覚まして書くことができた。

さて、本題にもどろう。これまでの北海道旅行では、旅行の最終日であろうとたとえわずかな時間であっても写真が撮れそうな場所を探して必ずどこかに立ち寄っていた。今回は、利尻島・鴛泊港を出発したのが午前8時40分で稚内港へは10時20分の到着。中部国際空港行きANA396便の出発予定時刻は15時45分。その時間までには空港までのバスでの所要時間、昼食時間を差し引くと3時間弱の空き時間しかない。当初の計画ではこの時間を利用して空港のすぐ東にある「メグマ沼」へ行く予定を立てていた。

ところが予定はあくまで予定で、なんだかんだと雑事をしているうちに時間はどんどん過ぎてしまい、たとえ現地へ行ったとしても撮影時間を十分とるのは無理のようでやむなく中止。その代わり、空港のレストランで飛行機を待つ間、いつものとおりピールを飲みながらゆっくり昼食をとった。自宅を出発するときに家人からある有名メーカーのチョコレートを買ってくるように頼まれていたのを思いだし、売店で土産物を買ったりしながらブラブラしていたら3時近くになった。

この後は飛行機でのご帰還。いつものことながら、この時間は旅行先でのいろいろな出来事が頭の中を去来する。もうすこし現地にとどまっていたかったという気持ちもあって、なんとなくシンミリすることもある。でも、飛行機が空港に降り立ち、到着ゲートをくぐって人のざわめきの中に入ったとたん、そうした感傷はどこへやら。そさくさと特急電車のチケットを買い求めに窓口に並んでいる自分の姿がある。


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