プロローグ 旅立ち・美瑛へ 花の丘富良野 霧多布湿原 釧路湿原と湖
オホーツクの花 知床と原生花園 サロマ湖 エピローグ HOME




プロローグ

[ 旅行計画 ]
 数年前から、趣味や自分の好きなことに早く没頭できるようになりたい、という想いが募るようになり、定年退職を心待ちにしていた。今年3月末、ようやく「その時」を迎えた。このまま悠々自適の生活を送ることができれば言うことなしなのだが、引き続き別の仕事に就くことになった。

 6月半ばに入って夏休みが取得できることとなり、長かった仕事生活に対する自分へのねぎらいと、人生の区切りの意味を込めて、かねてから考えていた「北海道の自然と花と鳥を求めて」をテーマに、レンタカーを利用してのドライブ一人旅を計画した。

 当初の予定は、釧路を起点に道東地方を回り、大雪山を経て旭川へ戻る計画で、期間は1週間、主な経由地は釧路湿原、霧多布湿原、阿寒・摩周・屈斜路の3つの湖、野付半島、知床、サロマ湖とし、できるだけ写真撮影に時間を取れるよう、美術館、博物館などへの立ち寄りは思い切って割愛するという計画。

 旅行社に相談してみたところ、幸い飛行機とレンタカーを組み合わせ、行き先・期間を自由に設定できるパック旅行を紹介された。今回の旅行目的とピッタリの条件なので早速行程表の作成と飛行機・宿の手配を依頼した。

 翌日、旅行社に立ち寄って結果を聞いてみると、1人での宿泊ができない宿が多かったこと、決定的だったのは日程的に釧路空港への航空便がないことで、釧路を起点にできないという返事。逆周りコースも検討してもらったものの、やはり無理とのこと。泊まれそうな宿をインターネットで探すことも考えてはみたが、あまり時間も無く、旅行社から提案された下記行程を旅行コースとすることに決めた。

2004年

主     な     行     先

6月27日()  名古屋空港 〜 旭川空港 〜 美瑛 〜 中富良野
6月28日(月)  中富良野 〜 然別湖 〜 帯広
6月29日(火)  帯広 〜 釧路 〜 霧多布湿原 〜 釧路
6月30日(水)  釧路 〜 釧路湿原 〜 阿寒湖 〜 摩周湖 〜 屈斜路湖 〜 川湯温泉
7月 1日(木)  屈斜路湖 〜 野付半島 〜 知床五湖 〜 ウトロ
7月 2日(金)  ウトロ 〜 小清水原生花園 〜 能取岬 〜 網走

7月 3日()

 網走 〜 サロマ湖 〜 女満別空港 〜 名古屋空港

[ ドライブルート作成と資料収集 ]
 旅行の行程が決まってから、北海道の旅行案内本を買い求め、ビュースポットを探したり、立ち寄り先の区間距離を調べたりして、ドライブルートの詳細を決める。インターネットで収集した情報はExcelのシートに複写して、日程別に整理していくうちに、ちょっとした旅行案内パンフレットが出来上がった。


 こうした作業も旅行の楽しみのうちで、徐々に旅行気分が盛り上がってくる。7日間の日程のうち、夕食付の宿泊は富良野と川湯温泉だけなので、他の宿泊地での夕食は土地で獲れた魚などをメインに、お酒を飲みながらゆっくり楽しむつもり。

[ 撮影機材 ]
 今回の旅行は風景はもちろんのこと、花と鳥の写真撮影が主目的で、車での移動ということもあって撮影機材はできるだけ不足のないように持っていくこととした。

 ●カメラ
  1. Canon Kiss Digital・・・風景、花の撮影用
   レンズ(18mm〜55mmズーム、55mm〜200mmズーム、100mmマクロ、PLフィルター 2枚)
  2. Nikon Coolpix E4300・・・鳥の撮影用
    付属品(液晶モニタフード TID-1、レリーズステイ RS-4300CSK)
 ●フィールドスコープ・・・鳥の撮影用(Nikon Coolpix E4300と組み合わせて使用)
  1. Kowa TSN-664
   付属品(アイピース TSE-14WD、アダプター TSN-DA1、アダプターリング N4300)
  2. Vixen Gioma ED52
   付属品(アイピース GLH20WIED、アダプター TurboAdapter-G1)
 ●三脚
  GITZO G1227
 ●ビデオ雲台
  GITZO G2380
 ●カメラバッグ
  RIDGE U
 ●その他
  照準器 スカイサーファーV・・・フィールドスコープ用
  カメラ用雨カバー
  予備CFカード SanDisk ultraU 512MB(Canon Kiss Digital用) 2枚
  予備バッテリーパック Canon Li-ion 2個、Kenko EN-EL1 2個

inserted by FC2 system