プロローグ | 雨竜沼への道 | 雨竜沼湿原 | 旭岳・姿見の池 | 花の路・裾合平 |
沼ノ平湿原 | 層雲峡・黒岳 | 浮島湿原 | エピローグ | HOME |
歩き始めて最初に出会った花がギンリョウソウ。不思議なもので、初見した花の名を覚えるとそれから後は度々見かけるようになる。きっと名前を知らないうちは見えているはずなのに視野には入っていないのだろう。これは鳥についても言えることで、自宅付近にはハト、スズメ、カラスぐらいしか居ないものと思っていたが鳥の写真を撮り始めていろいろな鳥に出会ううちに、これまで知らなかった種類の鳥が居ることに気が付いた。やはり名前やその由来を覚えることが大切なんだと思う。
話が脇道にそれてしまった。元の道に戻ろう。山道は次第に斜度を増してきた。30分ぐらい歩くと橋があり、渡り切ったところが「三十三曲りコース分岐」。右側の道はいきなりの急斜面で「三十三曲りコース」。こちらは帰路に利用するとして左側のポンアンタロマ川沿いの「沢コース」を進むことにする。ところで、三十三曲りコースを挟んでポンアンタロマ川と安足間川というよく似た名前の川が流れている。「ポン」はアイヌ語で「小さい」、「アンタロマ(安足間)」は「淵のあるもの」という意味だから「小淵のあるもの」ということになる。これも余談。
ギンリョウソウ | ハクサンチドリ | エゾノリュウキンカ | オオバミゾホオズキ |
シナノキンバイ | ??? | ミソガワソウ | ウサギギク |
北の沼・右の写真の花はエゾコザクラの群生 | 半月沼・ミズバショウ |
エゾノリュウキンカ | エゾノレイジンソウ | アオノツガザクラ |
タチギボウシ | ヒメツルコケモモ | ヤマブキショウマ | ミヤマリンドウ |
六の沼の大池。右の写真向こう岸近くににカルガモ。 | 六の沼全景 |
向こうは旭岳 | 大小の池塘群 |
ミズバショウ | ナガボノシロワレモコウ | ワタスゲ |
ツマトリソウ | チングルマ | エゾカンゾウ |
名 称 | 説 明 |
---|---|
湿 原 | 植生学でいう湿原は低温・過湿のために枯死したミズゴケが分解されず泥炭となり、水を含んで過湿となった場所をいう。 |
低層湿原 | 地下水位が高いため、地下水によって直接涵養されている湿原。 |
高層湿原 | 泥炭が多量に蓄積されて周囲よりも高くなったために地下水では涵養されず、雨水のみで維持されている貧栄養な湿原。 |
中間湿原 | 低層湿原から高層湿原に移行するときの湿原。地下水で涵養され植生が維持されている低層湿原と、雨水のみによって植生が維持されている高層湿原との中間の性質を持つ湿原。 |
愛別岳(左)から永山岳(右)の山稜 |
コウリンタンポポ | トキソウ | バイケイソウ |
タチギボウシ | ミヤマアキノキリンソウ | イチヤクソウ |