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上高地・初夏の野草
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Vol.2
09年6月12日(金)
月日の経つのは早いもので前回に上高地を訪れてから6年を経過した。今回は日帰り旅行とあって早朝4時に自宅を出発し、沢渡駐車場発に着いたのは7時30分。バスターミナルはすっかり様子が変わっていて立派な建物が建てられ周辺の道路もかなり整備されていた。聞けば3年前にこのようになったのだという。
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穂高連峰 |
焼岳 |
田代池周辺から |
明神池・二之池 |
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ツマトリソウ |
ツマトリソウ |
オククルマムグラ |
オククルマムグラ |
7時40分発のシャトルバスに乗ってまずは大正池へ。ここではラショウモンカズラを期待したのだが探し回っても姿は見えず。天気の良いうちに風景写真を撮ろうと、穂高連峰、焼岳をカメラに収めた。この日は午後から天気が崩れて雷雨になる可能性もあるという予報なのであまりノンビリ構えているわけにはいかない。歩くコースは、大正池を起点に田代池〜田代橋〜河童橋〜岳沢湿原〜明神池〜バスターミナル(総距離約7km)の往復約7kmのコースで、最初は梓川左岸の路、河童橋からは梓川右岸の路を散策。
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ニッコウキスゲ |
カラマツソウ |
線香花火のような? |
オドリコソウ |
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レンゲツツジ |
ニワトコ |
ニシキウツギ |
カンボク |
ちょうど花の端境期に当たったのか、花の種類は少ない。河童橋まではめぼしい花に出会えなかったが橋を渡ってしばらく行ったところにある岳沢湿原でレンゲツツジの小群落に出会った。さらに先へ進み明神池近くになってようやくヤマクワガタやタガソデソウが目につくようになった。タガソデソウ(誰袖草)とは優雅な名前だがそれもそのはず『色よりも
香こそあはれと 思ほゆれ 誰が袖ふれし 宿の梅ぞも』 (古今和歌集・卷第一 春歌上 詠み人しらず)という和歌がその名の由来という。
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タガソデソウ |
タガソデソウ |
タガソデソウ |
ヤマクワガタ |
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ゴゼンタチバナ |
明神池の社務所でお賽銭代りの入場料を払い、二之池まで歩くとゴゼンタチバナの大群落を発見。苔むした岩や風倒木の上などに真白な花を咲かせていた。池の辺にも数株が行儀よく並んでおり、絶好のロケーション。ここで1時間以上も撮影に費やした。気が付いてみれば時刻は2時少し前。美しい景色を観ながらの昼食はことのほか美味だった。帰路は往路と同じ路を辿ってバスセンターヘ。午後3時25分発のバスに乗って帰途についた。