Vol.3

15年11月19日(木)

西明寺
湖東三山へは今年で3回目になる。自分の予定や、天気と紅葉のタイミングを合わせるのはなかなか難しくてこれまで早かったり遅かったりしたが、今年は空は曇りがちだったものの紅葉は良かった。三つのお寺の中では西明寺が紅葉樹が多く色具合も一番だったので撮影枚数も多い。風景の全体を撮ったり部分を撮ったりして変化を付けてみたが、あまり引き過ぎても良くないしアップばかりでは華やかさが出ない。

       
       

境内にはところどころにセンリョウ(千両)やマンリョウ(万両)が植えられており、黄色や赤の実を付けていた。落葉した紅葉も撮ってはみたものの、イマイチ納得がいくものがない。かと言って葉っぱの位置を並べ替えては行き過ぎだし、自然のままで良い構図を選ぶのは難しい。できれば池の水面に浮かぶ紅葉を撮りたかったが良い被写体に恵まれず割愛。

       
       

最近は、撮影時には同じカメラポジションでできるだけ横位置写真と縦位置写真を撮るようにしている。画像の色調や構図は事後でも多少の補正は可能だが縦横の位置だけは撮影時に決めないと補正では無理があるからだ。それに、カメラの液晶画面で見ただけではなかなか出来上がりの感じがつかめないこともあり、「これぞ」と思う写真は多少時間がかかっても縦横撮っておいたほうが無難でもある。

       

金剛輪寺
金剛輪寺では単に紅葉の全体を撮るのではなく、印象的な部分を強調するような写真にしてみたつもりである。そのため落葉や木の幹の部分にスポットを当ててみた。いろいろ撮っているうちに紅葉写真は単に紅葉だけではなく、木の幹や枝をいかに上手く配置するかによって随分印象が異なることに気が付いた。こうした部分的な写真では絞り値の設定を適切にしないと撮影意図がうまく活かされないのでこれもまた勉強のうち。

       
       

金剛輪寺には本堂へ向かう参道の両側に千体地蔵が並んでいる。実際には二千体ほとあるそうだが、小さなお地蔵さんが風車を持って立っている姿は可愛らしい。これと紅葉を合わせて撮ってみたいと思っても周囲には色の良い紅葉が少なくて上手い具合にはいかないのが惜しい。境内にはサザンカがピンクの花を咲かせていた。

       
       

百済寺
百済寺へ行く前に昼食をとった。メニューは近江牛と刺身、それに蕎麦を加えた定食。なんとも妙な取り合わせだがお味のほうはそこそこ。さて百済時。ここではかなり紅葉が進んでおり、すでに葉が茶色に変色したものも見受けられた。広葉樹の数も少なくて写真的には被写体として少々物足らない感じ。午前8時に自宅を出発し三つのお寺を回って自宅へ戻ったのが午後4時。ちょうど手ごろな観光コースだった。

       
       


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