上野森林公園  


 上野森林公園は、上野新都市「ゆめぽりす伊賀」に隣接して造られた施設で、面積52haの敷地に「森のまなびや」「観察広場」「陽だまりの丘」などが設けられており、散策路も整備されている立派な公園である。現地までは、東名阪自動車道「亀山I.C」を経由して名阪国道「友生I.C」で降り約3分。自宅からの所用時間はおよそ1時間。

07年8月12日(日)
 先週、伊吹山へ登ったときも昨年と同じ日だったが、この日も偶然に昨年と同じ日に伊賀へ訪れることとなった。お目当てはやはりイワタバコ。撮影場所が暗いのでピントを合わせるのに一苦労。それに三脚を使用してもなかなかピントが合わず、出来栄えはいま一歩。

 上野森林公園にも寄ってみた。サギソウもあの白さを忠実に再現するのは至難の技。露出をどう加減しても思ったような色にはなってくれない。これもカメラマン泣かせの花だ。それに構図をどうしていいのかわからない。茎が長く、葉が下についているのでどうにも形がとりにくく、いつも同じような構図になってしまう。なんとかいい工夫はないものか。

イワタバコ。暗くてピントがイマイチなのが心残り。
サギソウ。花の白を白く撮るのは難しい。 ホザキノミミカキグサ

 ミミカキグサがようやく咲き始めた。ただ、写真となるとこれまた難しい。木道からはみ出さないように撮るのだが、湿地の水の光を背景に捉えるのは花と地面、カメラの位置がうまくバランスがとれないと美しくボケた水玉模様になってくれない。今回もいろいろ試行錯誤をしてみたのだが・・・

 ヌマトラノオも姿がようやくそれらしくなってきた。それとこの日に見たキキョウは色も形も素晴らしく、野に咲く花の良さが存分に出ていてしばらく美しさに見とれた。チョウトンボは前回と比べて数が少なく、風が強かったこともあって撮れたのは僅か。

ミミカキグサ ヌマトラノオ
ナデシコ キキョウ ミソハギ チョウトンボ



06年8月12日(土)
 6月に伊賀の霊山を登ったとき、夏になるとイワタバコが咲くという話を聞いて、8月のお盆前には行ってみようと決めていた。天気はマアマア。このころにはサギソウも咲くので、霊山と三重県上野森林公園の二つを訪れることとした。

三重県上野森林公園・チョウトンボ(雌)

 最初は霊山。朝8時に現地へ着いたのだが、登山口がどこだったか忘れてしまい、見つけるのに苦労した。2,3度山路を行ったり来たりしてようやく見つけ、狭い林道を車で入った。途中、土砂崩壊のため2箇所ばかり工事中で、幸いにも鉄板が敷いてあったのでなんとか通ることができた。

イワタバコ アキノタムラソウ ウバユリ キンミズヒキ
イワタバコ ハエドクソウ クリ

 期待に応えるかのようにめざす場所にイワタバコが咲いていた。ただ、花は反り返っている。これはタイミングが早かったのか、それとも陽の光を受けていないからなのか、理由がわからない。しばらく周辺の花を撮って様子を見てみたが変化なし。花には午後から咲くもの、雨や曇っていると閉じているものもあるので、一旦、次の撮影地へ行ってまた戻ることとした。

 このところ、三重県上野森林公園へはよく来ている。里山や湿原に咲く花が同じ場所で見られるのがいい。前日に調べたところではまだサギソウの開花情報が掲載されていなかったが、時期的には咲いていてもいい頃。

サギソウ ホザキノミミカキグサ ヌマトラノオ ミゾソバ
カクトラノオ オミナエシ ミズヒキ ヘクソカズラ

 サギソウ園へ行ってみるとサギソウが真っ白な花をつけていた。ミミカキグサの類も僅かばかり咲いている。水生植物園ではミゾソバが一輪だけ。カクトラノオは初めて見た花。どうやらこれは園芸種らしい。近くにあった池にも寄ってみた。そこではスイレンがまだ沢山の花をつけており、岸辺ではチョウトンボが乱舞していた。ここでの撮影を終えて霊山へ行ってみたがやっぱり花は反り返ったまま。なんでだろ?。

スイレン チョウトンボ(雄) チョウトンボ(雌)



06年4月9日(日)
 3月中旬、三重県上野森林公園から「春の雑木林観察会」の案内メールをいただいた。昨年、サギソウの開花時期をメールで問い合わせた時にアドレスが登録されていたものらしい。読んでみると、その中に「ハルリンドウが見頃を迎えている」とあつた。リンドウはてっきり秋の花と思い込んでいたので、どんな花なのか興味があり、出かけてみることにした。

三重県上野森林公園・ハルリンドウ

 集合時間は10時なのだが、その前に少し花を撮ろうと、1時間前に到着する時間を見計らって自宅を出発した。天気は上々。公園の駐車場に車を止め、とりあえずサギソウ園へ行ってみようと遊歩道に入ったとたん、土手に一面に咲いたスミレのお出迎えを受けた。

駐車場脇の土手に咲くスミレ

 しばらく散策していたら集合時間が近くなったので集合場所の「森のまなびや ビジターコテージ」へ向かった。参加者は二人の子供を連れた女性、若い男性、それに私より年配の男性と私で、想像していたより少なかった。話を聞いているとどなたも地元の方のようだ。ガイド役は、若い女性が二人で総勢8名と、こじんまりしたグループだった。

 散策を始めて、サギソウ園を過ぎた頃、早くも今日のお目当てのハルリンドウに出会った。雑草に混じって小さな青い花をつけた姿がとても可愛かった。

初めて見たハルリンドウ

 森の中を歩きながらガイドさんが "例年だとコバノミツバツツジが咲いているんだけど、今年は花が遅れていて、まだ咲いていないようですね〜" と申し訳なさそうな顔。ここでも春は3週間以上も遅れているようだ。ヒサカキ(姫榊)という木の前で、"この花は都市ガスのような匂いがします" との説明に匂いを嗅いでると、確かにあの独特な匂いがした。

コバノミツバツツジ ヒサカキ アセビ

 森の中の日当たりが良い遊歩道脇にはスミレがよく目に付く。いろいろ名前を教えてもらったのだが、メモ帳を持っていかなかったので写真だけでは区別がつかなくなってしまった。スミレの名を覚えるいいチャンスだったのに残念!。

それぞれ名は異なっていると思うけど、「スミレ」とだけしかわからない(笑)。
これだけは花の色で覚えていた。フモトスミレ。

 人が一人通れるぐらいの細い路にさしかかったら、笹藪の中にシュンランが一輪。ようやくの思いで撮影したのが下(右端)の写真。そこからすぐ近くには紫やピンクのショウジョウバカマが群生していた。この花も写真に撮るのが難しい。一番左にあるのは集合場所のコテージの裏手にあったキュウリグサ。

キュウリグサ ショウジョウバカマ シュンラン

 実は、皆さんとコースを一巡したときは、ガイドさんに付いて行くために "とりあえず" 程度に写真を撮っただけだった。ここに掲載してある写真は、一周2時間かかるコースをもう一度回って撮り直したもの。ゴルフで言えば同じコースを2ラウンドプレーしたことになる。車へ戻る前にコテージの周りの花を少し撮った。

オオイヌノフグリ ノボロギク。綿毛が美しい。 タンポポ

 撮影が終わって公園を出発したときは既に3時半を回っていた。帰り道、伊賀方面へ来たときにいつも立ち寄る喫茶店「中村屋」さんで休憩することとした。名阪国道「柘植I.C」からは約1kmの距離。コーヒーを注文して雑談をしていたら、奥さんから "ネコヤナギの花をご覧になったことがありますか?" と聞かれ、"見たことないです" と答えると、一枝の木を見せてくれて "これなんです。黒いネコヤナギもありますよ"。

 見れば綺麗な色をしたネコヤナギで、今まで見た銀色に光る花? とは全く違った形をしている。コーヒーを飲み終わってから早速庭へ出て撮らせてもらった。珍しいお土産ができ、寄ったかいがあった。

ユキヤナギ ネコヤナギの花 黒ネコヤナギ ウメ



05年9月11日(日)
 今年はまだサギソウを見ていなかった。どこか咲いているところはないかと、インターネットで検索したら、三重県上野森林公園にサギソウ園があって「今咲いている花」のリストに載っていた。念のため、同公園のセンターにメールで確認したところ、最盛期は過ぎたが9月いっぱい咲いているとの返事をいただいた。
 
三重県上野森林公園・サギソウ園

 現地へは8時に着いたのだが駐車場の開門時間は9時だったので、公園の周辺で雑草の写真などを撮って時を過ごした。予めネットで調べておいた園内の地図を頼りに「水辺の道」に沿ってサギソウ園へ行ったところ、期待したとおりサギソウが湿地の中で白い花を咲かせていた。

 水生植物園では、イボクサ、ミソハギ、オミナエシなどが咲いていた。また、ここでは初めて見たチョウトンボ、お馴染みのバッタなどの昆虫もいて楽しめた。

サギソウ サギソウ ミソハギ ミズギボウシ
イボクサ ツリガネニンジン イヌタデ ショウリョウバッタ

アレチヌスビトハギ ホザキノミミカキグサ ミミカキグサ ミソハギ
ノアズキ サワヒヨドリ ツユクサ  

 今回は、珍しいトンボがいたので昆虫も撮ってみた。ここまで手を広げると収拾がつかなくなるとは思うけど、これからチャレンジしてみたい対象ではある。下の写真で、ナンバンギセルは、帰り道に立ち寄った柘植の喫茶店付近で見かけた花。

ノシメトンボ


チョウトンボ ノシメトンボ コアオハナムグリ メスグロヒョウモン
イナゴ シバザクラ オミナエシ ナンバンギセル
チュリーセージ   ポーチュラカ ポーチュラカ