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ユキワリイチゲの里
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Vol.1
10年3月5日(金)
ユキワリイチゲが見たいと、情報収集を続けていたらようやく開花したという便りが届いた。この花は気難し屋さんなので、曇ったり寒かったりすると花を開いてくれない。天気予報とにらめっこをして晴れの日を待ち、満を持しての花散策。花の咲く場所はお寺の外壁の土手。朝、出発したときは曇っていたがそのうち晴れてくるはず、と思っていても一向に陽が射さず、ヤキモキしながら車を走らせた。現地へ着いたころになってようやく青空となった。
寺の土手にはユキワリイチゲが満開、と書きたいところなれど、開花しているのは数輪。こんなはずでは・・・と思いつつ、とにかく咲いている花を撮った。物足りない気持ちをかかえながら帰路への道をトボトボと歩き出して、ふと右手を見上げたら、なんとそこにユキワリイチゲが群生していた。これでようやく遠路はるばる来たかいがあるというもの。
他にそれらしき野草は、と探してみてもアオイスミレ、ミヤマカタバミを見かけたくらい。やっぱりちょっと時期が早かったようだ。とは言え、この花のためだけにもう一度来るのは躊躇してしまう。そんな矢先、ホームページで他の場所にユキワリイチゲが群生しているとの情報を得た。ここよりはずいぶん近いところなので、来年はそちらへ行ってみよう。