湖西の渓流に咲く花  

Vol.3

11年5月2日 (金)
 先日、初めてサンインシロカネソウを見たばかりで、今度もシロカネソウ属のキバナサバノオに会いに出かけた。この場所には以前2回ほど訪れたけれど、どちらも登山道の崩落で目的の場所へは行けなかった。どうやら昨年あたりから通行が可能になったようで、言わば三度目の正直というところ。ところで、キバナサバノオは最初に訪れたときも見ていたのだが、その時はトウゴクサバノオだと思い込んでいた。今回、改めて見直すと花の形や大きさが随分異なっているみとに気が付いた。

ハグロシハイスミレ ハグロシハイスミレ シハイスミレ シハイスミレ
タチツボスミレ? コタチツボスミレ フイリシハイスミレ フイリシハイスミレ

 途中の路にはシハイスミレを始め、沢山のスミレが咲いており、さながらスミレ路。その中で褐色の葉をつけたスミレがあり、後で調べてみるとハグロシハイスミレであることが判明。「タチツボスミレ?」とあるのは、タチツボスミレに非常によく似ているがなんとなく姿が異なっているようにみえたので「?」マークをつけた。

キバナサバノオ
キバナサバノオ

 キバナサバノオは、トウゴクサバノオと比較するとかなり大型で、葉の形も異なる。この場所では小さな滝の岩場にへばりつくようにして咲いていた。イカリソウの分布域で、日本海側に咲くものはほぼトキワイカリソウ、太平洋側に咲くものはイカリソウが多いとのこと。トキワイカリソウは、常緑の多年草で、葉は「常盤」の名のとおり越年葉がある。それに対してイカリソウは、越年葉がないことからも区別される。モミジチャルメルソウは初見花。

トキワイカリソウ ヤマイワカガミ 調査中 モミジチャルメルソウ



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