木曽路の野草  

Vol.24

15年4月6日(月)
今年のバイカオウレンは花数が多く、しかもロケーションの良い場所に咲いていてくれた。こんなときは気が逸ってかえって良い写真が撮れないことが多い。そんなことを考えつつ、できるだけ冷静に、周囲の状況もよく確認しながら撮影するよう肝に銘じた。空は薄曇りで絶好の撮影日和。ただ、渓流の流れが急で水面が白く泡立っているような感じだったので、あのコバルトブルーの水の色がイマイチ。なにもかも上手くいくのは難しい。

バイカオウレン
バイカオウレン

この日はショウジョウバカマもそこここに咲いていた。普段はあまり撮らない花だがロケーションの良い場所で渓流を見下ろすように佇んでいたのでイタダキ。下欄右側の2枚の画像は、自分なりに満足のいくものだった。バイカオウレンは奥の方にも咲いているので行ってみると、なんとイワウチワがほぼ満開状態。この花は順次咲いていくようなので一面のお花畑という状態にはならない。

バイカオウレン バイカオウレン ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ
イワウチワ

滑りやすい山の斜面を状態の良い花を探しながら撮影。バイカオウレンは風倒木や朽ちた木の上などにも咲いており、絵になりやすいのだが、いざ撮ってみれば絞り値の設定が難しく、花の輪郭がにじんだようになって一見ピンボケ写真のように見えてしまう。画像処理でライティングを調整してなんとか見れるようになったような気がするが・・・。

イワウチワ
バイカオウレン



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