海辺に咲く野草  

Vol.8

11年11月16(水)
 今年3回目の伊豆である。まさかわずか1カ月の間にこれほど何回も伊豆へ行くとは思ってもみなかった。それというのも見たい花の咲く時期がわずかにずれていることによる。まず先鞭を切ってソナレセンブリが咲き、次いでアゼトウナ、そしてやや間があってツワブキ、イソギクの開花と続く。どれも晩秋の海岸を彩る花で、点在する岩礁や青海原に浮かぶ小島を背景にした自分のイメージ通りの風景での撮影であった。

ツワブキ
ツワブキ

 今回はツワブキの時期は過ぎているかと思ったが、まだまだ健在で傷みも少なく綺麗な花姿を見せてくれた。前回にツワブキを撮ったときは標準ズームを使用したため、背景にまでピントが合ってしまってちょっとウルサイ写真になったので、今回はマクロレンズを使用した。結果的にはこれが正解だったようで、程よいボケ味が得られた。花風景写真ではレンズ選びも重要な要素であることを改めて実感させられた。

イソギク
イソギク

 イソギクは、前回から1週間が経過しているので満開になっているかと思ったが、意外にもまだ3分から5分咲き程度。しかし場所によっては見頃を迎えており、特に崖の先端付近ではよく咲いていた。ただ、空が白っぽい色だったのが惜しい。最初のポイントでは午前9時半頃から午後2時近くまで撮影。まだ時間が早かったのでもう一つのポイントにも立ち寄った。最後の2枚の写真がそれなのだが、ここでは絞り値を誤ったため思うような結果を得ることが出来なかったのが残念なところ。

イソギク
イソギク



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