海辺に咲く野草  

Vol.18

14年11月20(木)
私の伊豆通いも回数を重ねて今年で6年目を迎える。最初は海越えの富士山を撮るのが目的だったが被写体の対象が野草に移ってからはソナレセンブリ、アゼトウナ、ツワブキ、イソギクなどの海岸植物へと変わっていった。これだけこの場所に惹きつけられるのはなんといってもロケーションの素晴らしさにある。断崖絶壁を見下ろすように咲くこれらの花たちは背景の景色と相まって一幅の絵を見るようで写欲をそそる。

イソギク
イソギク

今年は花の開花が例年より早くなっているようで、昨年より1週間早い訪問となった。生憎現地へついたときから小雨が間断なく降り続きレンズが濡れるのを気にしながらの撮影となった。海の色は空の雲を映してやや鉛色。しかし光線の具合によっては本来の青を見せることもある。時折波が打ち寄せては岩礁に当たって砕け散るのでそんなチャンスを狙ってはシャッターを切った。連写をすると写真の枚数が増えて後始末が大変ということもあつて1枚ずつ丁寧に撮ったつもり。それでも400枚近くになってしまった。

イソギク
イソギク



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