富士山周辺の野草  

Vol.2

11年8月19日 (金)
 レンゲショウマの群生地としては御岳山の名が知られている。所在地は東京都青梅市。名古屋からはいくらなんでも遠すぎる。もう少し近くにないものかと思っていたところ、夏の始めに希少植物の保護活動をした折、その山でも群生が見られるという話を聞いた。レンゲショウマの咲く時期は初秋だが、見知らぬ土地ゆえ開花時期がはっきり分からず、ネットで知り合った野草仲間にお尋ねしたところ、わざわざ現地まで出向いて開花状況を確認していただけた。

レンゲショウマ
レンゲショウマ

 そんなわけで、山を訪れたときにはまさにグッドタイミングで咲き始めたばかりの花に出会うことができた。山の斜面に点々と咲くレンゲショウマを次から次へと撮影し、撮り終わってみれば、なんとその数は400枚近くに達していた。とは言うものの、出来映えはイマイチ。背景処理がまずくてその場の雰囲気があまり伝わってこない。どうもカメラから花までの距離と、それに伴う絞り値の選択を誤ったようだ。

レンゲショウマ
レンゲショウマ

 こういう花は思い切って引いて撮るか、それともアップで花の表情を写しだすか、どちらかにした方が良さそう。それと、良く見るとすでに傷んでいた花もあり、咲き始めたばかりの花なのに思いのほか劣化が早いのにも驚いた。今回は初めての訪問であり、途中から雨模様になってきたということもあったが、もう少し上の方まで行くと花の色が異なったものもあるという。来年はゆっくり時間をかけて撮りたいものだ。

ジャコウソウ ミヤマシャジン コウモリソウ ミツモトソウ



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