南信州・奥三河 夏の野草  

Vol.7


09年7月7日(火)
 今年の梅雨はよく雨が降る。今週も天気予報では連日雨が降ったりやんだりのはっきりしない天気が続きそう。晴れを待っていたのではドンドン花が咲き進み、見たい花が見れなくなってしまう。そんなわけで、曇り空を見上げながら出かけた。この日は昨年から見たいと思っていたギンバイソウがそろそろ咲くころと期待して、ついでに奥三河を一巡り。ギンバイソウは、今まで知りえた範囲では3カ所に咲くが、そのうち2カ所をチェック。

ミゾホオズキ ミゾホオズキ ヤマホタルブクロ ヤマホタルブクロ
キソキバナアキギリ

 最初のポイントでは、花はおろか株そのものが見当たらない。あの特徴のある葉だから見逃すことはないのだが、たった一株しかないこともあってか、見つけることができなかった。次のポイントに向かう途中、ちょっと寄り道をしてみた。そこではキソキバナアキギリとヤワタソウが狭い沢の岸辺に咲いていた。この頃から雨が降り出し、カメラが濡れないようにレジャーシートを頭からかぶっての撮影。元々日当たりが悪いところが多い上、雨で一層暗くなっており、手持ち撮影なので掲載した写真ほとんどのピントが甘くなってしまっている。

ヤワタソウ
クモキリソウ タケニグサ ネジバナ ホソバウンラン

 国道から分かれて第二ポイントへ行く道の三差路付近で初めてホソバウンランの群生に出会った。想像していたより大きな花で、ムラサキツメクサやネジバナと一緒に咲いていた。そこから少し入ったところにはキツリフネ。背景があまり良くないのと、ごちゃごちゃと生えているので構図の取り方が難しい。こうして眺めていても「やっぱ、イマイチやなぁ」という感じ。(笑)

キツリフネ
ミズタマソウ ミズタマソウ ギンバイソウ ギンバイソウ

 車を降りて川と山に挟まれた狭い道に入るとミズタマソウが群生。ここでも時折雨粒が頬に当たる。さて、いよいよギンバイソウのポイント。数株が蕾をつけていた。しかし、ようやく花がほころびかけたところで、開くまでにはまだ数日かかりそうな雰囲気。残念!。雨も少し強くなってきたようなので急いで車に戻った。ここからちょっと足を伸ばして、面ノ木を経由してキンセイランが咲く山へも寄ってみた。たった1輪だけど、どうやら私が訪れるまで散らずに待っていてくれたものらしい。ホントかな? (笑)。

ミズチドリ ミズチドリ カキラン カキラン
イチヤクソウ オオバジャノヒゲ キンセイラン キンセイラン


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