南信州・奥三河 秋の野草  

Vol.2

07年10月12日(金)
 今回は、私の掲示板にも度々ご登場のSさんご夫妻の花散策に同行させていただき、奥三河の花スポットを回った。待ち合わせ場所への道を間違えて15分の遅刻。Sさんゴメンナサイ。後で聞いたら昼食の弁当を買ったコンビニに偶然居合わせたとのことで、初対面なればこそのハプニング。

ジンジソウ アズマレイジンソウ シコクママコナ アケボノソウ
ジンジソウ クサアジサイ アキハギク ツリバナの実

 沢沿いの林道に車を止めていよいよ散策開始。Sさんは最初のスポットへは何度も足を運んでおられるということで、どこにどんな花が咲いているか実に詳しい。また、道々知らない花の名をいろいろ教えていただいた。感謝。歩き始めてしばらくするとジンジソウが目につくようになった。Sさんの話によれば、以前は道路脇の山肌を白く染めるほどであったという。

ダイモンジソウ ダイモンジソウ イワシャジン イワシャジン
アケビの実 セキヤノアキチョウジ ウスゲタマブキ ウスゲタマブキ

 予定のコースの中ほどまで進むと今度はダイモンジソウのオンパレード。背丈の2倍ほどの高さの岩肌にいい雰囲気で咲いているものもあったが、望遠レンズを持っていかなかったため、撮影は断念。イワシャジンはSさんがずーっと探しておられた花だそうで、見つけたときは大層喜んでおられた。たった2株しかなく、盗掘の危険も大きいそうなので詳細を書くことはできない。

キッコウハグマ キッコウハグマ キッコウハグマ ダイコンソウ?
アキノタムラソウ ホクチアザミ ギンリョウソウモドキ サラシナショウマ

 次の目的地へ行くと、キッコウハグマが木陰に愛らしい白い花をつけてそこここに咲いていた。他のハグマ類に比べると随分と小ぶりでよく気を付けていないと見落としてしまいそう。ホクチアザミ(火口薊)は、毛が多い植物で、毛を集めて着火させるための火口(ホクチ)に使用する意味とのこと。アザミも種類が多くて区別は難しい部類に入るが、これはなんとか覚えられそう。

 帰り道は猿投グリーンロードを通り、途中、探鳥でよく訪れる矢作川沿いの道を走ってみたらシャクチリソバがようやく咲き始めていた。以前見たときにはもっと群生していたが刈り取られた跡があり、かなり数が減っていた。土地の人からみれば単なる雑草としか思えないのかもしれない。
 今回は初見の花も多く、実り多い撮影行だった。Sさん、どうもありがとう。

ワタムキアザミ シオガマギク カワチブシ シャクチリソバ




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