茶臼山・春の野草  

Vol.5

09年5月27日(水)
 奥三河へは前回ヤマシャクヤクを探しに出かけたのに引き続いての訪問。"今回こそ"、と気負い込んで出かけてみたものの、やはりタイミングが合わず見れずじまい。この日はもう少し足を延ばして南信州まで行ってみた。お目当てはベニバナイチヤクソウ。こちらのほうは期待にたがわず美しい花を見せてくれた。ここの花は、これまでみていたベニバナイチヤクソウよりも色が濃いように思う。この花は写真的な眼で見ると、何かで変化をつけなければ形がとりにくい。

ベニバナイチヤクソウ
マイヅルソウ

 山道へ入るとマイヅルソウが驚くほど群生している。さすがのチゴユリも圧倒されるような数だ。その中のところどころにギンリョウソウが真白な顔を覗かせている。この花は見つけるまでが大変だったが、それ以降なんでもなく目にするようになった。山の中腹にある駐車場に車を止めて周りを歩いてみたら、背丈の低い笹藪の中のいたるところにオオヤマフスマ。山を下る途中、鳥の鳴き声がしたので見てみると、姿はシジュウカラに似ているが胸のネクタイが無い。それでヒガラだとわかった。かなりトリミングをしてようやくこの大きさ。

チゴユリ チゴユリ ギンリョウソウ ギンリョウソウ
オオヤマフスマ レンゲツツジ タニギキョウ ヒガラ

 ユキザサはもう終盤を迎え、茶色っぽくなったものが目立つ。できるだけ花が白く、雰囲気の良いところに咲いているものをと思って探したのが下の2枚。ヤマクワガタ、コテングクワガタはさらに花数を増やしているようだ。コフタバランは前回来た時にも探したが見つからず、この日ようやく出会えた。草丈が5cmあるかなしかの大きさで、しかも緑色をした小さな花なので花を見知っていても見つけるのは至難の業。午後4時頃、薄暗い中での撮影には苦労した。

ユキザサ ユキザサ ヤマクワガタ コテングクワガタ
サラサドウダン コフタバラン コフタバラン ニガイチゴ



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