茶臼山・秋の野草  

Vol.4

08年9月5日(金)
 このところはっきりしない天気が続いており、雨の合間を縫っての花散策。面ノ木ではもうそろそろ秋の花が出そろっている頃ではないか、と思って久しぶりに行ってみた。まずエンシュウツリフネを探した。いつも咲いている場所を探したけど見当たらない。そんなはずはないと、じっくり探したらアッター!。どうやら雑草といっしょに刈り込まれてしまっていたようだ。木の根元付近にかろうじて花が残っていたが、撮りにくいところに咲いていたので撮影には苦労した。

エンシュウツリフネ
マツムシソウ マツムシソウ ジャノメチョウ コオニユリ

 ここにはマツムシソウの群落がある。これだけ数が揃っていると壮観。しかし撮影となるとどうやって撮ったらいいものかいつも迷う。綺麗な蝶でも止まってくれたらいいのだけど、しばらく待っていたが来てくれない。この日に見たのはジャノメチョウだけ。ジャノメチョウとたった二輪だけ咲いていたコオニユリをアクセント代わりに配置してみた。

 散策路を少し登っていくと、ところどころにヤマジノホトトギスの姿が見える。路の脇にアキノギンリョウソウを見つけた。この花を含めて3株あったが、敢えて一輪だけのものを掲載した。ママコナは今が最盛期のようで、方々でみかけた。この後、湿地に寄ったらアケボノソウが2株だけ咲いていた。こちらはまだまだこれからのようだ。フシグロセンノウはもう終盤。

ゲンノショウコ アキノギンリョウソウ ヤマジノホトトギス イヌショウマ
カワチブシ フシグロセンノウ アケボノソウ トモエシオガマ

 「トモエシオガマ?」とあるのは、トモエシオガマは茎の頭頂部に花をつけるというが、この花は茎の中ほどにも花の蕾がいくつかあり、普通のシオガマギクかも知れない。でも、全体の形はトモエシオガマによく似ており、名前を決めかねたから。ツルニンジンはこの一株しか見つからなかった。ツル性で樹木などに絡みついているため、よほど注意して見ないとわからない。

トモエシオガマ? アケボノソウ ツルニンジン ヌマトラノオ
イワアカバナ ツルリンドウ ツルリンドウ サワギキョウ

 面ノ木での撮影を終えたのが2時少し前。帰宅するにはちょっと時間が早かったので明智まで足を伸ばした。森の入口付近に車を止めて散策路へ入って間もなく、今年もシコクママコナの群生が健在。その中にツルリンドウがチラホラ。これも樹木や他の草花の茎に絡みついて咲いている。ここでの目的はシラヒゲソウ。前回来た時と比べると花数は少なかった。クルマバハグマ、オクモミジハグマはまだ蕾。もう一週間もすれば見ごろになるようだ。

シコクママコナ シコクママコナ ママコナ ママコナ
サワシロギク シラヒゲソウ シラヒゲソウ シラヒゲソウ


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