養  老  山  

Vol.2

06年4月6日(木)
 最近よく訪れるホームページでバイカオウレンを見た。シベのピンクがなんとも可愛らしく、是非とも撮ってみたいと、サイトの管理人さんに咲いている場所を教えていただき、日曜日ぐらいが見ごろとのことで4月2日、養老山へ向かった。しかし、登山口まで行ってみると、金曜・土曜日に雪が降ったせいでとても山登りができる状態ではなく、この日の登山は断念した。

 花の見頃が過ぎないうちにと、週間天気予報を見ていたら木曜日が晴れとある。思い切って休暇を取って撮影に出かけた。

タチツボスミレ かな?


 養老の滝の上にある駐車場に車を止めて、いざ登山開始。登山道入り口からしばらくなだらかな坂を歩き、沢を渡ったところが登山口。ここから急な登りが続く。ゆっくりとした足取りで1時間ぐらい登っただろうか、ベンチ代わりになる木の根っこがあったのでここでパンとジュースの朝食。ここから先は次第に傾斜も緩くなり、息が切れることもない。

 花の咲いている詳しい場所は公開しないというホームページの管理人さんとの約束だったので、具体的なことは書けないが、登山道の両脇を見ながら歩いていると、白い花が群生しているのが見えた。近寄ってみると紛れもなくバイカオウレン。時折、木漏れ日を受けて花弁が真っ白に輝く。撮影していたら、70歳前後と思われる男性が "ここの花は(見頃には)もう遅いからもっと上にいった方がいいよ" の声。

 花をよく見てみると、なるほど、バイカオウレンのシベの色が白くなっている。写真で見た花は淡いピンクで周りに緑色をしたシベもあった。教えられた通りにさらに上へと登り、イメージ通りの花を探しながら歩く。いくつかの群落を過ぎたとき、ようやく期待していた花を見つけた。

林床に咲くバイカオウレンは期待にたがわず美しかった。

山の斜面に咲いていたので撮影には苦労した。


 帰り道、登ってしたときには気がつかなかったが、ところどころにスミレが咲いていた。多分、朝のうちはそれほど花が開いていなかったのだと思う。このホームページに掲載するため名前を調べたがよくわからない。スミレの同定は本当に難しいと感じた。

タチツボスミレ または オオタチツボスミレ だと思うけど・・・

左の2枚はスミレ。三枚目は、ニシキゴロモ?、キンランソウ?。右端はキジムシロ。


 下山して、時計を見ると午後1時を少し回ったところ。帰宅するにはまだ早いのでこの後、伊吹野に立ち寄ることにした。続きは「伊吹山・山麓の花」をどうぞ。

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