養  老  山  

Vol.1

05年9月17日(土)
 養老山(859m)の山麓は、孝子伝説発祥の地であり、日本の滝百選・名水百選にも選ばれた「養老の滝」を中心とする養老公園がある。総面積786,000m2の園内には「岐阜こどもの国」「養老天命反転地」「養老パークゴルフ場」「楽市楽座・養老」などの施設のほか、キャンプ場も設けられている。春の桜、秋の紅葉がとりわけ美しく、冬には鮮やかなブルーのルリビタキをキャンプ場周辺で見ることができる。

 因みに孝子伝説とは、昔、美濃の国に住んでいた源丞内(げんじょうない)青年が目の不自由な父のため、毎日山に出かけて集めた「まき」を売って父の好きな酒や米を買っていた。ある日、丞内が山中で転びそのまま眠ってしまったところ、夢の中で酒の匂いがした。目が覚めると、香り高い酒が湧き出る泉があり、喜び勇んで父にその酒を与えると患っていた目が治ってしまった。この話が時の帝の耳に達して親孝行の丞内は美濃の守に任ぜられた。

 霊亀3年(717年)、奈良朝元正女帝がこの地を訪れ霊泉で体を洗われたところ、病気が全快したので大層お喜びになり、年号を養老と改めた。というもの。

 養老公園には冬鳥のルリビタキを撮るためこれまで2度ほど訪れた。今の季節、鳥はあまり見ることができない。それでも「何か」いるのでは、と思って出かけたのだが、やはり儚い期待だったようで、見かけたのはムクドリだけ。キャンプ場周辺を歩いて、最近撮影対象として興味を持っようになた蝶やトンボと、足元に咲く雑草のような花の写真を撮ってみた。

養老公園のアサギマダラ


ミズヒキ カタバミ ヒガンバナ 黄花の彼岸花 キツネノマゴ
ホツツジ アキノノゲシ ヤブラン マメアサガオ ヤブランの実
センニンソウ フジカンゾウ ムクゲ イヌタデ キンミズヒキ
白花のヒガンバナ ヒガンバナ ミズヒキ アキノノゲシ

 先週の三重県上野森林公園でのトンボ、通勤路での蝶と、このところ花以外にもウイングを拡げて写真を撮るようになった。養老公園でも種類は少ないながら蝶・トンボを見かけた。まだこの世界では駆け出しなので上手く撮れていないが掲載してみた。

クロアゲハ クロアゲハ ヤマトシジミ ヤマトシジミ
アサギマダラ モンシロチョウ モンシロチョウ メスグロヒョウモン
ヒメウラジャノメ キンモンガ アキアカネ オオアオイトトンボ

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