鈴 鹿 山 麓  

Vol.6

09年3月24日(火)
 3月中旬に入ってからシロバナネコノメソウ、トウゴクサバノオの花だよりが見られるようになった。例年ならば4月にならないと鈴鹿へは行かないのだが、今年は春の進みが速いので、様子を見がてら訪れてみることにした。現地へ着くと、いつもの場所にシロバナネコノメソウの姿が見えない。やはり少し早すぎたようだ。登山路脇の土手へ登ってみたらなんとか群生しているのを見つけることができてホッとした。

シロバナネコノメソウ
シロバナネコノメソウ

 花の群生を撮るのが下手なのでどうしても1株単位での撮影が多くなる。何度も触れるが、今年のテーマは「こだわり」。この日もいろいろアングルを考えて撮ったつもりだけど、後で見てみると・・・。この場所のトウゴクサバノオは、年々その数を減らしているように思う。この日も見つけたのはたった3株。まだ咲いていない花も沢山あるだろうから、これだけしか無いという訳ではないと思うが、それにしても少なくなった。この花も完全に開ききってしまわない方が可愛い。

トウゴクサバノオ
トウゴクサバノオ

 スミレ類は山の切り立った斜面にポツポツと咲いている。ヤマルリソウはようやく咲き始めたといったところか。どちらの花も咲く場所や花の付き具合によって写真の出来栄えは大きく影響するだけに、写りの良さそうな花を探すのに苦労する。ヤマルリソウは出来上がってみればどれも同じような結果になってしまった。

タチツボスミレ?
ヤマルリソウ

 今年は例年と比較してスズシロソウの数が多いように見受けられた。先日の霊仙山のときもそうだったように、この花も山肌にへばりつくようにして咲くので撮影スタイルが中腰とならざるをえず、手ぶれによるピンボケが多い。それと、花弁が真白なだけに、陽に当たっている花を撮るときは白飛びになりやすく、質感を表すのが難しい。最近、自分の写真で花の背景が暗いのが気になっているだけに、背景処理には気を使う。

スズシロソウ スズシロソウ スズシロソウ カワチスズシロソウ
ミヤマカタバミ ミヤマハコベ ジロボウエンゴサク ヒメウズ

 ミヤマカタバミがようやく咲き始めた。陽が陰っている間中半開きの状態で、昼過ぎになってやっと開くのをみることができた。花が咲いているヒメウズを探したがとうとう見つからず。蕾をもった花の様子を何度も確認したけれど、帰るまで一度も開くことはなかった。ここのジロボウエンゴサクは5cmにも満たないぐらいの背丈で、おまけに花は一つか二つしか着いていない。これも時季が早すぎたのか。

キブシ ??? キュウリグサ キュウリグサ



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