鈴 鹿 山 麓  

Vol.5

08年4月5日(土)
 鈴鹿の山は花の山としても有名。特に早春の花の季節にはセツブンソウやフクジュソウを求めて多くの登山者が訪れ、車ででかけたときなどは駐車場の確保に苦労するほど。これまで、御池岳、鈴北岳、藤原岳、宮四路岳、霊仙などへ登ったが、三重県側からの登山はいきなりの急登で標高の割には体力が必要という印象が残っている。

 前回とはうって変わって花が多かった。最近、なぜかヒメウズをよく見かける。写真に撮るには葉と花のバランスが良くて構図にはそれほど困らないげど、何分、花が小さいのでピント合わせには一苦労。それに、白飛びし易いので露出も細心の注意が必要。今回は、自分としては上手く撮れた部類に入る。

ヒメウズ。たおやかで美しい。
シロバナネコノメソウ。ハナネコノメソウかもしれない。

 C-NAさんの掲示板に、鈴鹿山麓に咲くシロバナネコノメソウは、ハナネコノメではないか、という投稿があった。私のような素人では、全く区別がつかないが、これまでシロバナネコノメソウで通してきたので今回もそれを踏襲することとする。四月に入ってから暖かい日が続いたので、もう咲き終わっているかもしれないと思ったけど、トウゴクサバノオとともにちゃんと咲いていてくれた。

トウゴクサバノオ。終わりがけだったけどなんとか撮れた。
ヤマルリソウ。青が清楚な感じ。

 ヤマルリソウはいつ観ても綺麗。しかし、写真となると花の色を忠実に再現するのが難しい。どうしても花弁に当たる陽の光で色が白っぽくなってしまう。PLフィルターを使って、表面の照り(テカリ)を除去しないと本当の色が出ないのかもしれない。今日は花数が多くて選り取り見どり。とはいえ、結果は御覧の通り。

ニオイタチツボスミレ エイザンスミレ スズシロソウ スズシロソウ
オニシバリ ギブシ アセビ キランソウ

 スミレもいろいろな種類が咲いていたけど、名前を同定するのがなかなか大変。「ニオイタチツボスミレ」は、山渓ハンディー図鑑「日本のスミレ」を参考にし、他にそれらしきものがなかったのでこの名前を採用した。スズシロソウは今が盛り。陽の光に花弁を透かして見ると柔らかな色合いで美しい。ヤブレガサはここでは初めてお目にかかった。

ムラサキサギゴケ ミヤマハコベ ヤブレガサ キュウリグサ



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